「五輪で仕事がなくなった」シングルマザーが向き合う困窮の夏 自助、共助には限界
2021/08/15 09:20
新型コロナウイルスの影響によって延期、異例の無観客試合となった東京オリンピックが8月8日、閉会した。コロナ禍、強行された華々しいオリンピックの陰には、生活困窮を強いられた人々がいる。
8月7日に放送された『報道特集』(TBS系)によると、7月から約1カ月の間に、全国の42会場のうち20会場で計13万食もの大会関係者の弁当が廃棄されたという。その一方で、毎日の食事にも事欠くシングルマザーと子どもたちは厳しい生活を送る現実がある。
学校の給食のない夏休みは特に危険だ。世帯年収によって子どもの健康状態に危険信号がともることだってある。
新型コロナとオリンピックの影響を受け「ほぼ収入ゼロに近い」状態に陥った、ある看護師の女性に話を聞いた。(ルポライター・樋田敦子)