知事、繰り返し「断腸の思い」 声を震わせ選手らに謝罪 とこわか国体中止へ
2021/08/22 05:00
(中日新聞Web)
新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大により、今秋に予定されていた三重とこわか国体・とこわか大会の中止を、県が文部科学省などに申し入れた。
「断腸の思い」「苦渋の決断」。二十一日会見した鈴木英敬知事はそう何度も繰り返し、国に緊急事態宣言の適用を要請するほどの感染拡大を受けての決断に理解を求めた。 (斎藤雄介)
「アスリートの活躍の場を失わせてしまうことに、心からおわびしたい」。会見の冒頭、鈴木知事は少し声を震わせてそう話し、深々と頭を下げた。競技力向上を図ってきた競技団体や、運営準備を進めてきた市町関係者にもわびつつ、両大会に照準を合わせてきた選手たちへの謝罪には、ひときわ力を込めた。