住民「市職員用バッグ欲しい」 三好市、要望受け一般販売
2021/08/29 05:05
(徳島新聞)
「三好市職員が持っているバッグが欲しい」―。徳島県三好市がPR活動の一環で職員用トートバッグを作って持たせていたところ、市民から購入希望が寄せられた。プリントされた祖谷渓の小便小僧のシルエットが好評で、これを受けて市は一般販売を始めた。
トートバッグは縦37センチ、横36センチ、厚さ11センチで白い生地がベース。若手職員がデザインを考え、表に「MIYOSHI CITY」の文字と小便小僧のシルエット、裏に市公式インスタグラムのQRコードが印刷されている。
市は2019年度から市の魅力を発信する事業に取り組んでおり、20年度に職員用としてトートバッグ880枚を作った。費用は約50万円。今年3月から希望する職員ら約700人に配ったところ、市内外の出張や研修の移動時に使っているのを見た市民の目に留まり、評判になった。
購入希望の声があったため、市は残りを販売することにした。「かわいくて迷わず買った」「PR用に使いたい」といった会員制交流サイト(SNS)への投稿もあるという。
千円。同市池田町の「三好の逸品アンテナショップ」と市秘書人事課で販売している。市民でなくても購入でき、希望が多ければ追加生産する。同課は「職員だけでなく、住民も市のPRに参加してもらいたい」としている。