困窮支援金申請3万8000世帯 条件厳しく、対象外も
2021/08/24 00:15
(共同通信)
新型コロナウイルスの影響で困窮する世帯向けに政府が7月に創設した最大30万円の支援金について、厚生労働省は23日、7月末までに約3万8千世帯から支給申請があったと発表した。うち審査を終えた約1万9千世帯に約9億8千万円を支給した。
支援金は困窮者ら向けの特例貸付制度を使い切った世帯が対象で、厚労省によると、そうしたケースは今月14日時点で約38万世帯に及ぶ。条件が限られているほか、特例貸し付けを使っていない場合は対象外という問題もあり、必要としていても申請できない例が相当数あるとみられる。
申請数を都道府県別に見ると、大阪府の8041世帯が最多。