以前、ネットオークションに夢中になったことがある。
毎日、あれこれ、検索しては、物色した。
出品したこともある。
タイトルを間違えて、落札者がいたものの、実は・・・とメールをしたら、
それなら不要だとなり、結局システム使用料だけ、支払うはめに。
その後、安い品物を送るのに、梱包の手間がかかったり、
発送料金に足が出たりと、いいことばかりではなかった。
オークションで手にしたものが、思ったほどのものでなかったり、
予想と大きく違っていたり。
そうした苦い経験が何度かあって、結局オークション熱はさめた。
手痛い目にはあわなかったが、違法コピーにあやうく、乗せられそうに
なったことも、あった。
どう考えても、変だと思い、お金を振り込むのを止めたこともある。
そんな、ネットオークションに、「チャリンカー」なるものがあるらしい。
ほんの一角ほんの一部だろう裏社会の実態。
便利な社会だけれど、甘い罠もあちらこちらに。
心して、引っかからないように、気をつけるしかない。
あの手この手の裏社会マニュアル
― カード詐欺からヤミ金融まで -
末並俊司
王様文庫