障害者条約で日本に初審査 国連、政策改善へ期待
2022/08/22 22:49
(共同通信)
【ジュネーブ共同】日本が締結している障害者権利条約を巡り、国連がスイス・ジュネーブで22日、日本の政策に対する審査を始めた。国連の障害者権利委員会と政府の担当者が対面で質疑応答。日本が2014年に同条約を締結してから審査は初めてで、精神科病院の強制入院や身体拘束、障害児教育などが主な論点になるとみられる。
審査は23日まで2日間行われ、権利委は9月中旬までに改善点を勧告する見通し。勧告に拘束力はないものの、尊重することが求められる。障害者の間では課題の改善につながるよう期待が高まっている。