制限なしのお盆休みで…深刻な新型コロナ拡大 沖縄は病床使用率100%超「絶望的な状況」 帰省先で感染増「陰性だったから帰省していて…」
2022/08/17 13:35
新型コロナの感染は深刻な状況となっています。沖縄本島では、お盆休み中の観光客などの感染が急増し、3日連続で病床使用率が100%を超えています。また、第7波では子どもの入院要請が急増。医師は「小児の医療体制がかなり切迫している」と指摘します。
■沖縄本島「絶望的状況」 重症コロナ病床は常に満床
沖縄県・豊見城市にある救急病院「友愛医療センター」では、お盆休みとは縁遠い事態が連日続いています。8月16日正午すぎ、私たちの取材の直前にも2人の重症患者が相次いで救急搬送されました。
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友愛医療センター 救急科 山内素直部長
「この2時間で2人に(気管)挿管して人工呼吸器つないで。この2名が私たちの重症ベッドに入りますので、私たちの病院の重症コロナ病床も、いまこれで満床になってしまいました」
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この病院ではコロナ専用病床を24床、重症病床を4床確保していますが、空いてもすぐに満床に。さらに約1400人いる医療スタッフのうち、16日時点で80人が陽性あるいは濃厚接触者となって出勤できないことが重なり、医療体制は限界を超えているといいます。
友愛医療センター 山内部長
「沖縄県の医療の現状は、コロナに対する医療においても、非コロナの医療に対しても限界を超えてしまって。壊滅的な状況、絶望的な状況と表現するしかないと私は思っています」
3年ぶりに「行動制限」がない今年のお盆休み。その裏では、帰省先や旅先などで新型コロナに感染した人も急増しています。
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