パワハラ理由に保育士17人が退職 園児の心身に変調も
2020/12/22 09:55
(朝日新聞デジタル)
宮城県涌谷町の涌谷保育園で、運営する社会福祉法人理事長によるパワーハラスメント行為を理由に保育士ら17人が退職してから約3週間。保育士不足の状態は続き、園児たちの精神面に不安定な様子が見られ、10人以上が転園を決めた。保護者会が求める説明会はいまだに開かれていない。
県によると、園児の定員約110人に必要な保育士は15人で、交代勤務も伴うため、さらに数人の確保が求められる。園からの報告では保育士は13人。県は早急に補充するよう指導しているが、今後もこの状態が続けば、さらに強い指導も検討するという。