保育園、アレルギーの3歳男児におやつのケーキ…一時は集中治療室で治療
2022/12/27 06:29
(読売新聞)
愛知県高浜市は26日、市内の保育園で、食物アレルギーがある3歳男児に原因物質が入ったおやつを誤って与え、男児が呼吸困難などで入院する事故があったと発表した。男児は現在、回復しているという。
市こども育成グループによると、事故があったのは10月31日。男児は小麦粉や卵のアレルギーがあったが、担当保育士の休憩中に交代した保育士がこれを把握しておらず、男児にほかの園児らと同じパンプキンケーキを食べさせた。担当保育士が気づき、救急搬送したという。男児は搬送先の病院で呼吸困難や血圧低下などの症状が出て、一時は集中治療室(ICU)で治療を受けたが、11月2日に帰宅した。
同市は、事故検証委員会を設置。詳しい経緯を調査するとともに、再発防止策を徹底するとしている。