【独自】旭川医大学長、契約切れ「特別補佐」に報酬300万円…支出拒否の事務局に再三指示
2021/06/13 09:26
国立大学法人・旭川医科大(北海道旭川市)の吉田晃敏学長(69)が事務局に指示して、契約が切れた「学長特別補佐」に対する報酬として計約300万円を支出させたと、同大の調査チームが指摘していることが分かった。
同大では新型コロナウイルス対応を巡って、教職員が吉田学長の解任を求める署名を提出。調査結果は、解任の是非を審査する学長選考会議に報告された。
複数の関係者によると、吉田学長は今年3月、学長特別補佐を昨年6月まで務めていた男性が病気で入院し、治療費に困っているなどとして、男性に報酬を支払うよう大学事務局に指示したとされる。事務局は「現在は勤務実態がない」と拒否したが、再三指示され、複数回にわたって計約300万円を支出した。