リンゴ日報、最後の朝刊=1面に市民の声、当局批判も―「永遠に香港愛する」
2021/06/24 06:43
【香港時事】中国共産党政権への批判的姿勢で知られる香港紙、蘋果日報(リンゴ日報)は24日、同日付の朝刊を最後に発行を停止した。1面トップには、同紙を支え続けた香港市民から届いた「リンゴを支持する」との言葉を大きく掲載した。幹部逮捕や資産凍結といった当局の度重なる圧力を受け、同紙は廃刊に追い込まれた。
蘋果日報は1995年創刊。香港主要紙の中では唯一、明確に民主派支持を掲げ、習近平政権との対決姿勢を鮮明にしてきた。同紙の廃刊で、香港の言論の自由は大きく後退する。