政府検討の5万円給付金に不満続出《亡くなった人にはポンと16億円、生きている国民には…》
2022/09/07 17:20
(日刊ゲンダイDIGITAL)
《生活が苦しいのは低所得者に限らないんだけれど…》
《何だか新型コロナの特別定額給付金10万円みたいな展開になってきたな》
長引く物価高への対策として、政府が低所得世帯に対する5万円の給付金支給を検討している──と報じられたことに対し、ネット上で早くも異論や疑問の声が続出している。
ロシア軍のウクライナ侵攻や円安などの影響で、食料品や光熱費、ガソリン代などが急騰。このため、政府は9日に開く「物価・賃金・生活総合対策本部」で、所得の低い住民税非課税世帯を対象に、給付金の支給策を取りまとめる考えだ。
ただ、物価高に苦しんでいるのは低所得者層だけではないため、不公平感を訴える声がネット上で少なくない。
《医療費や年金の負担額が増額され、電気代も跳ね上がっているのに…。そういう家庭は自己責任ってこと?》
《うちはコロナの特別定額給費金も所得制限ギリギリでもらえなかった。今度もダメ!ため息しかない》
中には、安倍晋三元首相の国葬経費が現時点で16.6億円と見積もられていることを挙げ、《亡くなった人にはポンと16億円で、生きている国民にはチョボチョボって》と嘆く意見や、《ミサイルや武器には湯水のように血税を投入することを決めながら、国民には厳しい。一体何を守るつもりなのだろう。将軍様の国のようだな》といった皮肉も。
江戸時代の「五公五民」を彷彿させるような状況に、多くの国民が不満を感じているようだ。