照ノ富士 取組前に史上9人目新横綱V決定 2場所ぶり5度目賜杯 一人横綱で役割
2021/09/26 17:11
(デイリースポーツ)
「大相撲秋場所・千秋楽」(26日、両国国技館)
横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)の優勝が自身の取組前に決まった。1差で追う妙義龍(境川)が敗れたため。新横綱での優勝は史上9人目で、自身としては2場所ぶり5度目。
新横綱優勝は17年春場所の稀勢の里以来。今場所は、先輩横綱の白鵬が、所属する宮城野部屋で新型コロナウイルスの陽性者が出たため休場。昇進したばかりながら“一人横綱”として土俵を守る立場となった。
初日から安定した相撲を取り、中日で勝ち越し。9日目に大栄翔に不覚を取り、12日目には明生にも敗れたが、優勝争いの先頭は譲らなかった。
後続に1差で迎えた千秋楽。3敗の妙義龍が明生に敗れたため、照ノ富士の取組結果によらず、優勝が決まった。