新型コロナウイルスの感染拡大で、群馬県は22日、すでに感染が判明していた県内在住の65歳以上の高齢男性について、同ウイルスによる肺炎のため死亡したと発表した。男性には基礎疾患があった。県内での死者は初めて。県は「遺族の意向」として、男性の具体的な年代や居住市町村などを公表していない。◎現在も4人が重症 県によると、同日未明に入院先の県内医療機関で死亡した。 県内では今月7日に初めて感染が確認されて以降、亡くなった男性を含めて22日までに太田市と大泉町で計11人の感染が判明した。このうち7人が60〜70代。同日の時点で10人が入院しており、そのうち太田市の女性保育士や大泉町の男性医師ら4人が重症だという。