【速報】船橋市 自宅に戻った20代ら2人死亡、151人感染発表 新型コロナ
2021/09/01 19:00
(千葉日報)
船橋市は1日、新型コロナウイルスに感染した市内の20代男性と50代男性の計2人の死亡を発表した。
市保健所によると、20代男性は、ホテル療養から自宅療養に戻った翌朝に容体が急変し、救急搬送中に心肺停止となって搬送先で死亡が確認された。家族からの119番通報の際、市内医療機関で受け入れができず、市外での受け入れが決まるまでに約2時間かかっていた。新型コロナによる急性呼吸器疾患が主な死因。症状悪化につながるリスクを持っていたが、ワクチンは未接種だったという。
男性は8月24日に感染が判明。酸素飽和度が下がったため市保健所の調整で8月28日夕からホテル療養。29日になって本人や同居家族から自宅療養に切り替えたいとの要望があり、症状が明確に改善したわけではなかったが、入院する症状ではなく、保健所が了承したという。29日夕に自宅に戻り、翌30日に死亡した。
50代男性は入院先で死亡した。新型コロナによる急性呼吸器疾患が主な死因。持病があった。ワクチン未接種だったという。死亡した2人とも接種意思の有無は明らかになっていない。
同市は10歳未満から80代までの151人の新規感染も発表。40代〜80代の3人が肺炎などで症状がやや重い。
市内の共同住居に暮らす「市川日本語学院(運営会社アイエヌジー)」の生徒・卒業生8人のクラスター(感染者集団)を確認したことも発表。台所や風呂トイレは共用だったという。
市内の「あい・あい保育園 西船橋園」のクラスターはさらに園児5人の感染が判明し、18人になった。