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合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

思い出

2011-03-26 10:26:32 | 日記

映画を見ると、スクリーンに映っている出演者を羨ましいと思う。

歌を聞くと、歌い手が逝っても残る歌とともに、記憶に残る歌手が

羨ましく思う。

単なる凡人なので、誰の記憶にも残らないということは無い。誰かの

記憶に残ってくれればいいと、最近思うことにして、手元の記憶に残るもの

の処分を出来るだけすることにした。

以前は、美術展に行ったり、展示会に出掛けた時は、何かしらの思い出にと

ちょっとしたものを、買い求めてきた。

引き出しに入りきらなくなるほどにたまってしまった、これらの品を、

維持していくことの、むなしさを思うようになり、最近は、出掛けても、土産物品は

見るだけで素通りする。

もし、親しい人の思い出の品が津波などで失われてしまったら、どうか、記憶の

中に大事にしまって欲しいと思う。

もし、思い出が、戻ったら、いつくしんでまた、保管して欲しい。

すべての人から忘れられたら、それはとっても哀しいことだろうと思う。

様々な人に思い出を残される人は、やっぱり羨ましい。

ま、今まで通り、気負わずに、そっと残してもらえるような、そんなことを、これからも

続けよう。

記憶に残る作家二十五人の素顔

水口義朗

中公文庫


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