「ドンキのパクリ」と言われた中国の店、閉店次々 激安人気だったが
2022/08/26 11:00
(朝日新聞)
中国で「ドンキのパクリ」と言われたディスカウントストアが相次いで閉店している。
日本の「ドン・キホーテ」に似た看板の「BOOM BOOM MART 繁栄集市」は、賞味期限が近い商品を激安価格で売って若者の人気を集めた。
2020年の創業から約2年で上海などに約20店を出し、1・5億元(約30億円)を売り上げたという。
だが、中国メディアによると、今年3月ごろから卸業者と支払いの不履行などでトラブルになり、少なくとも15件の訴訟を抱えているという。
23日に上海の店舗の電話に出た関係者とみられる男性は「店はすでに封鎖した。少し前に身売りの話もあったが、それもかなわず閉店した」と話した。ほかの店舗もすでに営業していないという。
香港メディアは「『偽物ドンキ』、賞味期限切れ間近の商品を販売 2年で破産へ」などと報じている。