変死事案のコロナ死者、8月は過去最多の250人…路上など外出先で発見32人
2021/09/13 20:52
(読売新聞)
自宅や路上などで亡くなり、全国の警察が変死事案などとして8月に取り扱った死者のうち、新型コロナウイルス感染者が250人に上ったことが警察庁のまとめでわかった。1月の132人を大幅に上回り、過去最多となった。感染増による病床逼迫(ひっぱく)で入院できず、容体を悪化させたケースが相次いだ可能性がある。
警察庁によると、9割近い218人は自宅や療養先ホテルなどで体調が悪化して死亡し、32人は路上などの外出先で発見された。
都道府県別では東京が112人で最も多く、埼玉23人、神奈川22人、大阪20人など。全体のうち、生前に感染が確認されていたのは132人で、118人は死後に判明した。年齢別では50歳代が最多の74人で、70歳代41人、60歳代40人、40歳代34人などと続いた。