「とんだ板挟み」嘆く菅首相 銀座クラブ問題、政府関係者も不満
2021/02/02 05:00
(神奈川新聞)
神奈川県内与党2議員による銀座クラブ問題の波紋は、菅義偉首相(衆院神奈川2区)の官邸も揺るがしている。政府関係者からは「支えるべき総理の地元が足を引っ張るとは」との不満も聞かれる。
「とんだ板挟みだ」−。周辺によると、首相は一連の問題を巡る報告の際に、そうつぶやいた。普段こうした事態で漏らす「ひでえよな」との口癖に代わる嘆きだ。自民党の松本純氏が地盤とする1区、公明党の遠山清彦氏が次期衆院選で出馬予定だった6区の間に自身の選挙区があることを意識したようだ。