集団暴行で息子失い22年 「遺族支援」へ奔走、母の闘い
2019/09/01 07:30
(神戸新聞)
凶悪な事件で、命を奪われる被害者が後を絶たない。兵庫県稲美町、高松由美子さん(64)は22年前の9月1日、長男聡至(さとし)さん=当時(15)=を集団暴行事件で亡くした。高松さんは事件後、被害者やその家族を支援する団体の設立に関わり、同じ立場から社会復帰を支えてきた。35人が亡くなった京都アニメーション放火殺人事件にも思いを寄せ「遺族には終着駅がない。明日の被害者のためにも、支援の充実を図っていかなければ」と訴える。(津田和納、小森有喜)
弱いものを虐める人は、なくならない。
「遺族には、終着駅がない」
悲しい言葉だ。