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福岡5歳餓死母親に懲役10年求刑「主体的な行動を放棄」

2022-06-14 11:51:38 | ニュース
福岡5歳餓死 母親に懲役10年求刑 「主体的な行動を放棄」
2022/06/14 11:18

(毎日新聞)
 福岡県篠栗(ささぐり)町で2020年4月に碇翔士郎(いかりしょうじろう)ちゃん(当時5歳)が十分な食事を与えられずに餓死した事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の碇利恵被告(40)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が14日、福岡地裁(冨田敦史裁判長)であり、検察側は懲役10年を求刑した。弁護側は碇被告が「ママ友」の赤堀恵美子被告(49)=同罪などで起訴=から精神的に支配されていたとして執行猶予付きの判決を求めている。公判は同日結審し、判決言い渡しは17日の予定で、地裁が両被告の関係をどう判断するかが注目される。

 これまでの5回の公判で実施された被告人質問などによると、碇被告は自身の元夫などを巡る訴訟があるという赤堀被告のうそを信じ、仲裁した暴力団関係者の「ボス」に多額の支払いがあるとする赤堀被告の言葉に従って生活保護費などの生活費を全て渡していた。赤堀被告から与えられた食料で生活し、赤堀被告が定めた決まりを破ったとして翔士郎ちゃんを絶食させるなどしていた。翔士郎ちゃんの死亡直前も救急車をすぐに呼ぼうとせず、赤堀被告の指示を仰いでいた。

 検察側は「安易に赤堀被告を信じ、主体的な行動を放棄していた」として翔士郎ちゃんの死に責任があると指摘。一方、弁護側は「マインドコントロール状態にあった」ため正常な判断ができず、回復のため社会生活を送ることで更生させるのが適当と訴えている。

 起訴状によると、碇被告は赤堀被告と共謀し、19年8月ごろから子供の食事の量や回数を減らし、同10月ごろからは三男の翔士郎ちゃんに食事を数日間にわたり一切与えないことを複数回継続。遅くとも20年3月下旬ごろには翔士郎ちゃんが重度の低栄養状態となったのに、十分な食事を与えず同4月、自宅で餓死させたとされる。【平塚雄太】



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