自民・文科部会、「わいせつ教員対策新法」の法案了承…週明けに国会提出へ
2021/05/13 00:59
(読売新聞)
自民党の文部科学部会は12日、わいせつ教員対策を強化する新法の法案を了承した。自民、公明両党のワーキングチームが条文案を固め、野党との協議などを進めている。来週にも議員立法で国会に提出し、今国会での成立を目指す。
現行の教員免許法はわいせつ行為などで懲戒免職となり免許が失効しても、3年たてば再取得できる。これに対し、新法では、都道府県教育委員会が「教員免許再授与審査会」の意見を聞いた上で、再交付の可否を判断できる裁量権を盛り込んだ。わいせつ教員の情報を共有するため、国が新たなデータベースを整備することなども明記されている。