三井海洋とともに、最近注目している銘柄の一つがこれ。
まあ、こういう事業はそんなに簡単に参入できるものではなく、その障壁は大きいでしょう。
で、ヤフーファイナンスで見てみると、
PER5.77倍ってどやねん。
ところが、次期の見通しは「売上高では、通期で当期比7,972百万円(21.8%)減収の28,623百万円を見込んでおります。営業利益は、通期で当期比6,560百万円(58.0%)減益の4,759百万円を見込んでおります。経常利益は、通期で当期比8,179百万円(57.9%)減益の5,937百万円となる見込みであり、当期純利益では、通期で当期比5,917百万円(58.9%)減益の4,124百万円を見込んでおります。」
ということですわ。
四季報予想がほぼ前期並みなのに対して、まあ、これはネガティブサプライズ。
この理由は掘削のリグ「「HAKURYU-5」、「HAKURYU-10」及び「SAGADRIL-2」について、一定の整備・改修工事実施に伴う無収入期間を予定していること、並びに各リグ共に新規工事あるいは定期改定による日割り作業料率の減額を見込んでいることが主な要因」「地球深部探査船「ちきゅう」の運用・管理受託業務につきましても減収」
ということなのね。「 」内は決算短信より引用。
しかし、まあ、株価は既にこの状況は織り込んでいるわけで、ここから相場がさらに下ブレした時に一緒に大きく下落すれば、買ってみるというのも一案かなと考えております。
三井海洋開発の方はどうですか?。こちらは12月決算で、予想EPSは55円ぐらいです。となると、時価の1504円だとPERは27倍程度。
浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備というのはこんなものですね。
割安感とかは感じないのですが、海洋掘削との比較では、こちらの方が株価が安いので、分割売買がしやすいというメリットはあります。また、これまで細かく売買をしているので、馴染みもあります。
まあ、どちらの銘柄も利益水準からすれば割安感はないような印象が強いのですが、事業内容の独自性やその意味というあたりでこういう株価になっているんでしょう。
性格がはっきりしているので、投信なんかが組み入れる銘柄でもあるかと思います。