はちの家造りドタバタ奮闘記(・ω・)

私のちょっとした日常や住宅にかかわるニュースなどをつらつらと…

何歳でマイホームを購入するのが主流?購入者の貯蓄額はどれくらい?

2016-05-10 09:07:29 | 日記
みなさんこんにちは。

草刈りをしました。

よ…腰痛が…

少し体を動かすと必ずどこかが痛くなるはちです

さて、今回は何歳でマイホームを購入するのが主流?購入者の貯蓄額はどれくらい? を国交省のデータで見ていきましょう。

一戸建ての注文住宅を購入した人の平均年齢は38.5歳となっており、以下、分譲戸建住宅は37.4歳、分譲マンションは40.6歳、中古戸建住宅は41.5歳、中古マンションは41.5歳となっています(いずれも購入する世帯の世帯主の年齢。以下同)。

宅の種類で多少の差はありますが、初めてマイホームを購入する人の年齢は、30代後半から40代にかけて集中していることがわかります。これは40代半ばを過ぎてしまうと、長期のローンが組みにくくなってくることが一因だと考えられます。

住宅ローンの利用条件のひとつに「完済時の年齢」があるのですが、ほとんどの金融機関は、80歳を目安にしています。そのため45歳を過ぎていると、長期のローン、例えば35年の住宅ローンを組もうとした場合、完済時の年齢は80歳を超えてしまうので、35年のローンは組みにくくなります。

また、30代後半から40代にかけては子供が小学生に上がるなど、家計の見通しが立てやすくなることも関係しているかもしれません。

同世代の友人などが家を買いはじめることで、これまでマイホーム購入を考えていなかった人の気運が高まるということもあるでしょう。

マイホーム購入者のフトコロ事情~気になる貯蓄額

初めてマイホームを買う年齢が30代後半から40代にかけて集中する理由のひとつに、貯蓄額が影響していることも考えられます。

日本銀行の金融広報中央委員会が発表している『家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成26年)』によると、2人以上の世帯の平均貯蓄額は、20歳代が346万円、30歳代が656万円となっています。

例えば、3,000万円の物件を購入する場合、住宅ローンの頭金は、最低でも物件価格の2割(600万円)は必要と言われています。20歳代の平均貯蓄額の346万円では、仮に全てを住宅ローンの頭金に使っても足りません。

30歳代の平均貯蓄額は656万円ですので、全額を住宅ローンの頭金にすることはリスクが高く、現実的ではありませんが、30代後半から40代にかけて、もう少し貯めていければ、マイホーム購入を具体的に考え始めてもよい金額になります。マイホーム購入者が多いのは、上記のような理由もあるのでしょう。

また、30代後半から40代前半というと、いわゆる「働き盛り」。給与も上がり、マイホーム購入がより現実的に思えてくるのではないでしょうか。

しかし、ライフプランから考えると30代後半から40代にかけて住宅ローンを組むことは、少し遅いかもしれません。

定年退職する65歳を過ぎてしまうと、収入は基本的に年金がメインとなります。そのときに住宅ローンが残っていると、貯蓄や退職金、年金で住宅ローンを返済することになり、老後の生活が不安定になりがちです。したがって、完済時を見据えて、住宅ローンを早めに組むことを視野に入れるべきでしょう。

無理のないマイホーム購入に必要なこと

そこで注目してほしいのが、最近、マイホーム購入に関して新しく出てきた「プレファミリーのうちに家を買う」という考え方です。

プレファミリーというのは、結婚して子供ができる前の状態のことで、その間、共働きをしつつ、ローン返済をするという発想です。厚生労働省の人口動態統計(概数)によると平成26年の平均初婚年齢は、夫が31.1歳、妻が29.4歳となっており、平均的なプレファミリーは30代前半~中盤が該当します。

老後の生活に不安を残さないためには、30代前半でマイホームを購入し、定年退職前に住宅ローンを完済することを優先させるという考え方は合理的といえるでしょう。

しかし、だからといって、頭金が十分貯まらないうちにマイホームを購入をしてしまうと、後々にローン返済で問題がおきるかもしれないため注意が必要です。

大事なことは、何歳ごろに家が欲しいのか、そのときの家計の状態は?といったことを若いうちから考え、ライフプランを立てることです。立てた計画にあわせしっかりと準備することが、無理のないマイホーム購入につながるのです。
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