2か月ほど前から、雨も降らないのに、自宅裏の空き地に水たまりが出現するようになった。
しばらく様子を見ていたのだが。
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建物から5メートルほど離れたところ。
出現した水たまりは、半日後には消滅。
なくなった、と安心していたら翌日さらに水の容量を増やして出現した。
しかし、また半日後に消滅。
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相変わらず雨の降らない数日後、また出現している水たまりを気にしつつ、
帰宅したら シャワーを浴びた直後の娘が居間にいた。
あ、もしかして、風呂場直結で異常発生?
旧々々々宅に住まいしていたころ、家の中が突然 悲鳴をあげたくなるような異常な匂いが充満し
台所の排水→風呂場の排水→外の浸透桝に直結しているということで、
家の裏手にある浸透桝の掃除を清掃社さんにお願いをしたことがあった。
26年前くらいの事か。
その時のことを思い出し、ダメ元で清掃車さんに電話をしたのが昨日。
「汲み取りの予約が相当入っているので、すぐには行けないと思いますが」
「構いません。急ぎませんのでお時間できたときにでも見に来て頂けますか?」
何が原因なのかわからないままだったので、まずは原因究明してもらえればと思っていた。
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今朝、ゴウンゴウンという大きな音で目が覚めた。
時計を見ると午前8時10分。
なんだ? と起きあがったところへ ピンポーン♪
うわ~出たくねぇ~もう少し寝せてくれよぉ~ と渋っていたら、
ピンポンピンポンピンポーン!! ・・・ え~と。(^^;
寝室の窓のカーテンを開けたら、電話でお願いしていた清掃社さんの車が見えた。
え、昨日の今日で来てくれたんだ!
急いで着替えて家の裏へ走る。
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この家に越してきてから4年目になるが、水回りについては説明を受けた事もなく(説明を受けるまでのものでもなかったと思う)、こんなことになって初めて慌てている状況を説明した。
来て下さった清掃社さんはベテラン二人組で、見ただけですぐにわかってもらえたようだ。
昔の家なので、町での下水に直結しているわけではない。
家の裏にある、いつもお願いしているトイレの汲み取り口のそばにあるマンホールを開けてみるが、カラ。
「どこから水が?」 「あそこです。今も地面に水が少し溜まってる」
バールを2本持ってきて、慣れた手つきで土を掘り起こす。
水の中の土の下からコンパネが、マンホールが出現した!
え? え?? そこって普通に地面だと思ってた!
マンホールの蓋に12ミリのコンパネを載せていたのだが、長年のうちに土がたまり雑草が生え
「ここにマンホールがある」のをいつから人は知らなかったのでしょう。(^^;
マンホールの蓋を半分開けたら、蓋の位置まで水が溜まっていた。
高圧洗浄機で壁面のヘドロを叩き落とし、強力なバキュームで吸い上げていく。
時々、ホースを持ち上げては、先に吸い付いてくる板切れや大きな石ころを取り除く。
深さは1メートル以上。たぶん私が中へ降りたとしたらすっぽり頭まで入るかも。
ヘドロを取り除き、水分も全て取り、土も取り、中央部分にゴロゴロした大き目の石ころが出現した。
「これで、また水は地面に浸透していくから。次は風呂場から直接排水が流れるマスの掃除だよ」
とおじさんが説明してくれる。
風呂場の排水 → 第一のマンホール(ヘドロ化で詰まり) → 第二のマンホール(上澄み浸透もヘドロで詰まり)
ふたつのマンホールが完全に詰まった結果、目に見えるところに水溜まりが出現したのだった。
家の裏のマンホールをきれいにしてもらったついでに、同じ仕組みである、家の前にある台所排水のマンホールも掃除してもらうことにした。
「これだけ溜まってるということは、ン十年だけどね。(かかった経費については)大家さんに言うんでしょ?」
「私が高校生のころから存在している家です。一度でも掃除したことがあったのでしょうか・・(^^;
大家さんには言いません。自分で処理します。その代り、家の中を自由にしていいと了解を戴いているので」
自宅前の雑草だらけの庭の中央に、凹みがあり、昨年 「何だろね」 と娘で掘り起こしたところマンホールを発見。
何だかわからず、そのまま「見なかったことにした」マンホールが、台所の浸透桝だった。
おじさんたちは、てきぱきと作業を進め、40分ほどかかったが 二か所の清掃を終えてくださった。
「はい~よろしくね~」とニコニコしながら手渡された請求書。
バキューム量1.5トン 人工賃 2名 計 20,400円
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長年暮らそうとすると、時にはこんな 「えぇ~!!びっくり~~!!」があるんですねぇ。
そして、快適を追及すると、自腹を切らなきゃいけない時もあるんですわ。(^^;
今の家を大切に、長く暮らしていきたいから、
家のメンテナンスもいろいろ考えていかないとね。*\(^o^)/*
せっせと働かにゃ♪