バガージマヌパナス(わが島のはなし) 池上永一:著 文春文庫
石垣島に住む19歳の綾乃の大親友は、86歳のオージャーガンマー(大謝家の次女)。
昼間はいつも海が見えるガジュマルの下で、二人でユンタク(おしゃべり)してる。
怠け者で、プータローの綾乃の口癖は「ターガヒーガプッ!(誰がするかっ)」。
そんな綾乃に、ある日神様から「ユタ(巫女)になれ!」というお告げが・・・
信仰心のまるでない綾乃は、相手が神様といえども「ターガヒーガプッ!」。
ところが、最近は巫女も人材不足なので、神様もそう簡単にはあきらめない。
神罰に負けて、しかたなくユタになる綾乃が、「拝む」とはどういう事かに気づいてゆく話。
第6回 日本ファンタジーノベル大賞受賞作
いやー、まいりました。
プータローの綾乃と、ほとんど同レベルの理解力の私は、綾乃と一緒になって「ひぇ~、神様ご先祖様、ごめんなさ~い。」と思いましたよ。
著者の池上さんは那覇生まれで、早稲田大学在学中にこの作品を書いたそうです。
うーん。やっぱり人間は年じゃないね。
私の方が年取ってるというだけで、敬語で話してくれる若い方達に、いつも申し訳ないような気持ちになります。あー、こんな頼りないおばさんでゴメン。
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↓マンガにもなってたんですね。