ドライバー名標記へのこだわり

 郷秋<Gauche>がクルマやそれを使ってのレースに並々ならない興味と感心を持っていることはこのblogの読者の皆さんなら先刻ご承知の通りだろう。好き故に複数のクルマ雑誌を読んでいるが、数誌に目を通しているとと面白いことに気づくのである。例えば、例えばドライバーの名前の標記方法が雑誌によってまちまちなのである。

 郷秋<Gauche>が一番古くから購読しているCAR GRAPHIC誌においてはF1ドライバーの名前は次のように標記されている。

ミハエル・シューマッハー
 ミカエルミヒャエルではなくミハエルそしてシューマッハーと伸ばす。

ルーベンス・バリケロ
 ルーベンス・バリチェロではなくルーベンス・バリケロ

デイヴィッド・クルタード
 デイヴィッド・クルサードではなくクルタード

 CAR GRAPHICの姉妹誌たるNAVIは、CGと同じ出版社とは言え別の編集部の別の編集長のもとで作られるから別なポリシーに基づいて標記されている(ようだ)。

M・シューマッハ 伸ばさない
R・バリチェロ バリケロ ではない
D・クルサード クルタードではない

 ざっとこんな具合だ。それじゃcar MAGAZINはどうだったかと思ってページを繰ってみると・・・、F1の記事がない!そんなはずはないだろうと何度も確認したけれど、ない。いつかななくなったんだろう。

 郷秋<Gauche>はミヒャエル・シューマッハルーベンス・バリチェロデヴィッド・クルサードだろうと思って、多くの場合それぞれのファミリーネームのみを書く。ただし、シューマッハは2人いるのでファーストネームでミヒャエルあるいはラルフ(余り登場しないけど)と書く。

 ちなみにキミ・ライコネンのことはキミ・ライッコネンと書く。元来それぞれの国の言葉で発音されるものを日本語のカタカナで標記するのだから無理があるが、ライッコネンは間違いなくライッコネンである。前にも書いたけれど、同じ職場にいたフィンランド人が巻き舌でライッコネンと発音するのだというのだから間違いない。

 ドライバーの名前ではないが、今は無きF1チーム、ティレルのことを、6輪車を走らせていた当時の日本ではタイレルと呼んでいた。今じゃF1に記事がなくなってしまったcar MAGAZINはキャブレターのことをカーブレイターと標記していたが、少なくとも今年の10月号を見る限りではキャブレターと書かれていた。古いクルマの記事だけの変な雑誌(「スクラン」のころだ。これが良かった)だったものが、普通のクルマ雑誌に変わって行く過程でカーブレイターを捨てたんだろうな。

 今日は「言葉尻をとらえる」のではなく、各誌のこだわりを、念のために確認をしてみた。


 今日も、福島県甲子高原(かしごうげん)での1枚。余り良い天気ではありませんでしたが、暮れていく空は凄みがあって美しかったなぁ。
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