郷秋<Gauche>は変人か?

 今日もまた、変人扱いされてしまいました。自分では、へそ曲がりではあるかも知れないけれど、断じて変人なんかではないと思っているのに。大いに心外である。プンプン。

 実は今日、あるところである人に血液型を聞かれたんだな。「教えないっ。へ~っ、血液型と性格って関係あるの?!」ってなことを(やんわりとのつもりで)言ったら、途端に変人扱い。

 「郷秋<Gauche>さんって、○型なんだ~っ。そうだよね、○○○○だものね」とか、「え~っ!郷秋<Gauche>さん、ホントに△型なの?□型だと思ってた。付き合い方変えなくちゃ」とか言われるのが嫌なんです。血液型と性格は関係ないんだって!

 多くの日本人は関係大有りだと思っているようだけれど、ホント、血液型と性格は関係ないんです。太平洋戦争前の話だからもう70年以上前のことだと思うけれど、当時の日本陸軍が血液型と性格についての研究をしたんだそうです。軍が研究するわけですから、そこには何がしかの関係があって、それを利用することで戦争を有利に戦えるんじゃないかとか、弱みになる部分があったら補強しなくちゃと思ったのでしょう。

 だから相当切羽詰ったと言うか、戦争に勝つための兵器ともなるのではないかと真剣に研究したのでしょうね。ところがところが、研究の結果は「血液型と性格は何ら関係ない」ということで、相当の費用と人と時間を注ぎ込んだ研究は何の成果をあげることも出来ないまま終了したと言うのです。

 軍事的利用価値があるだろうとの予測の元に始めた研究であったのに、結果は「関係無し」です。軍隊は無駄なことはしませんからね、この結果は間違いのないものなのです。

 なのに何故「血液型と性格大いに関係あり神話」が定着したのかといえば、昭和40年代の始めでしょうか、どなたかが血液型と性格に関する本を出して以降、1億2千万の日本人の多くが血液型と性格には「深い」関係があると思い込んでしまったの言うのが定説ですね。今ではこの神話を誰も疑わない。信じない人は「変人扱い」です。

 この神話を信じない、数少ない例外の1人が郷秋<Gauche>であるわけですが、変人扱いされないように血液型の話になるとそっとその話題から逃れたりしていたのですが、今日はズバリと、遠慮の欠けらも無く、真正面から聞かれたために逃げる暇も無く先の発言-->変人扱いとなったわけです。

 血液型を聞かれるたびに「実はね、旧日本陸軍がね・・・」と説明するのも面倒なので「知らない」とか「H型。だから近づかない方がいいよ」とか言ってごまかしています。だから、郷秋<Gauche>に会っても決して血液型を聞いたりしないでくださいね。勿論Mail等での問い合わせもご遠慮くださいませ。

 「絶対関係あるんだから。そんなことを言う郷秋<Gauche>さん、きっとAB型よ」と言って引き下がらない方(どうも多いんだな。女性に)も多いことでしょうから、最後にこんなエピソードを書いておきましょう。

 ある時、職場の同僚のお父さまが手術をするために輸血用の血液が欲しいということで、同じ血液型の10人程に協力の依頼がありました。手術の1週間ほど前に病院で採血するから来て欲しいという連絡を受けたので行きました。普通はみんなで一緒に行って、一緒に帰って来るのかなと思いますが、この時は全員が自分のクルマで、てんでにバラバラ勝手に出発しました。

 自分のクルマで行くにしても、普通は「病院はここだから、この道を通って・・・」なんて打ち合わせをして「後ろついていくから」となって出発するんじゃないかと思いますが、全員が全員、自分が一番早いと思う道をてんでバラバラに病院へ。

 病院に着くと「俺の方が早かったね。どの道通って来た?」なんて話をしながら腕をまくって、それぞれ採血してもらいました。そして自分の採血が終わると「お先に」といって自分のクルマで一番早いと信じている道をスタコラサッサと帰って来たのでありました。全員このパターンで、誰も不思議に思わなかったようです。エピソードはこれで終わりです。

 最後にもう一度言っておきますね。「血液型と性格は関係ないんだって!」
 

 今日の1枚は血液型とは何の関係も無い、韮(ニラ)の花。畑じゃなくて道端やちょっとした土手で、今が盛りと咲いています。畑から逃げ出して野生化しているようです。葉っぱをちぎってみるとちゃんと韮の匂いがしますから、間違いなく韮ですね。

[ 撮影:あかねの森 ]
コメント ( 5 ) | Trackback (  )