唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
F1 2006年 第13戦ハンガリーGPを振り返る
ドライバーズポイントで首位を行くアロンソが2秒加算のペナルティとなったかと思えば、宿敵ミヒャエルもまた2秒加算のペナルティ。中段からのスタートとなった2人だが、猛烈なスタートダッシュで共に表彰台を争う展開になるかと思えばミヒャエルは思わぬペースダウン。これでアロンソ、詰め寄られたミヒャエルを一気に蹴り落とすかと思いきや51周目にまさかのマシントラブルで戦線離脱。これでミヒャエル有利かと思えば、乾いてきた路面にも関わらずレインタイヤでの走行を続けるミヒャエルはズルズルと後退し、挙句にスローダウン。完走扱いにはなるがノーポイント。ところがところが、波乱はレース後まで続く。
初レース。初ポイントのクビカのマシンがレース後の車検で最低重量より2kg軽いことが判明し、クビカは失格とされる。これにより9位完走扱いとなっていたミヒャエルがなんと8位に繰り上がり貴重な1ポイントを手に入れたのである。
今回の優勝者についても触れなければならないだろ。優勝は我らがホンダを駆ったジェンソン・バトン。F1参戦114戦目にしての悲願の初勝利。ホンダ・ワークスにとっても第1期の2勝以来、39年ぶりの勝利となった(多くのメディアがホンダ、72勝と盛んに書きたてるがこれは誤り。ホンダエンジンの勝ち数ではあっても「ホンダ」の勝ち数ではない)。
今回は見事なレース運びでめでたいダブル初優勝となったバトンとホンダだが、次戦以降も勝てるかと言えば、大いに疑問である。確かに表彰台を狙える速さを取り戻したことは間違いないようだが、だからと言って一番高いところには手が届かないだろ。なぜなら、そのためにはルノーとフェラーリよりも速くなければならないからである。
ジェンソンにとっては嬉しい初優勝だが、残念ながら今回の優勝により惜しくも一つの記録樹立のチャンスを逃したことになる。それは、ルーベンス・バリチェロが持つ、F1デビュー以来最も遅い124戦目の優勝を更に上回る記録であった。ジェンソンは、惜しいことに114戦目にして優勝してしまったのである。
<ハンガリーGP決勝レースの結果>
1位:ジェンソン・バトン / ホンダ / Q14 / FL4 / Pit3 / MI
2位:ペドロ・デ・ラ・ロサ / マクラーレン・メルセデス / Q4 / FL2 / Pit3 / MI
3位:ニック・ハイドフェルド / BMW / Q10 / FL7 / Pit2 / MI
4位:ルーベンス・バリチェロ / ホンダ / Q3 / FL3 / Pit3 / MI
5位:デビッド・クルサード / レッドブル・フェラーリ / Q12 / FL10 / Pit2 / MI
6位:ラルフ・シューマッハ / トヨタ / Q6/ FL5 / Pit2 / BS
7位:フェリペ・マッサ / フェラーリ / Q2 / FL1 / Pit3 / BS
8位:ミヒャエル・シューマッハ / フェラーリ / Q2 / FL11 / Pit2 / BS
Qnは予選順位、FLnはレース中のファステストラップ順位
Pitnはピットストップ回数、BSはブリヂストン、MIはミシュラン。
ライッコンネンは惜しくも戦線離脱となったが、その後を受けたペドロ・デ・ラ・ロサが見事に2位表彰台を獲得。3位にも今期初表彰台となるニック・ハイドフェルドと、実に新鮮なメンバーが表彰台に上がった。ホンダはバリチェロも4位と健闘。クルサードもベテランらしい落ち着いた走りで荒れたレースで5位フィニッシュしまだまだやれることを大いにアピール。
次戦のトルコGPは3週間後。ますます目が離せなくなってきた今年のF1である。
今日の1枚は、すみよしの森のトトロの切り通しへと続く小谷戸で収穫を終えて日陰で一休みの図。何の収穫かは明日のお楽しみ。
初レース。初ポイントのクビカのマシンがレース後の車検で最低重量より2kg軽いことが判明し、クビカは失格とされる。これにより9位完走扱いとなっていたミヒャエルがなんと8位に繰り上がり貴重な1ポイントを手に入れたのである。
今回の優勝者についても触れなければならないだろ。優勝は我らがホンダを駆ったジェンソン・バトン。F1参戦114戦目にしての悲願の初勝利。ホンダ・ワークスにとっても第1期の2勝以来、39年ぶりの勝利となった(多くのメディアがホンダ、72勝と盛んに書きたてるがこれは誤り。ホンダエンジンの勝ち数ではあっても「ホンダ」の勝ち数ではない)。
今回は見事なレース運びでめでたいダブル初優勝となったバトンとホンダだが、次戦以降も勝てるかと言えば、大いに疑問である。確かに表彰台を狙える速さを取り戻したことは間違いないようだが、だからと言って一番高いところには手が届かないだろ。なぜなら、そのためにはルノーとフェラーリよりも速くなければならないからである。
ジェンソンにとっては嬉しい初優勝だが、残念ながら今回の優勝により惜しくも一つの記録樹立のチャンスを逃したことになる。それは、ルーベンス・バリチェロが持つ、F1デビュー以来最も遅い124戦目の優勝を更に上回る記録であった。ジェンソンは、惜しいことに114戦目にして優勝してしまったのである。
<ハンガリーGP決勝レースの結果>
1位:ジェンソン・バトン / ホンダ / Q14 / FL4 / Pit3 / MI
2位:ペドロ・デ・ラ・ロサ / マクラーレン・メルセデス / Q4 / FL2 / Pit3 / MI
3位:ニック・ハイドフェルド / BMW / Q10 / FL7 / Pit2 / MI
4位:ルーベンス・バリチェロ / ホンダ / Q3 / FL3 / Pit3 / MI
5位:デビッド・クルサード / レッドブル・フェラーリ / Q12 / FL10 / Pit2 / MI
6位:ラルフ・シューマッハ / トヨタ / Q6/ FL5 / Pit2 / BS
7位:フェリペ・マッサ / フェラーリ / Q2 / FL1 / Pit3 / BS
8位:ミヒャエル・シューマッハ / フェラーリ / Q2 / FL11 / Pit2 / BS
Qnは予選順位、FLnはレース中のファステストラップ順位
Pitnはピットストップ回数、BSはブリヂストン、MIはミシュラン。
ライッコンネンは惜しくも戦線離脱となったが、その後を受けたペドロ・デ・ラ・ロサが見事に2位表彰台を獲得。3位にも今期初表彰台となるニック・ハイドフェルドと、実に新鮮なメンバーが表彰台に上がった。ホンダはバリチェロも4位と健闘。クルサードもベテランらしい落ち着いた走りで荒れたレースで5位フィニッシュしまだまだやれることを大いにアピール。
次戦のトルコGPは3週間後。ますます目が離せなくなってきた今年のF1である。
今日の1枚は、すみよしの森のトトロの切り通しへと続く小谷戸で収穫を終えて日陰で一休みの図。何の収穫かは明日のお楽しみ。
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