白いカレーって

 カレーは日本語で「黄色香辛汁」と言う(ちなみにカレーライスは「黄色香辛汁掛け飯」)。つまりだ、黄色いからこそカレーであるのに、白いカレーって、それはカレーじゃないだろ。「白色香辛汁」はカレーとは別物じゃないかって。カレー・非カレー論争はともかく、この白いカレー、現在札幌プリンスホテル総料理長を務める小林さんが富良野プリンスに勤務していた時に雪をイメージして創作したんだと。なるほど。

 カレーが黄色なのはターメリックを使っているからだけど、「白いカレー」はこのターメリックを使っていないためにホワイトシチューのように白い色をしている。もっとも、白とは言っても実はクリーム色だから、白いご飯の上にかけると黄色っぽく見える。そこで、サフランを使ってご飯を黄色く色付けしたと言う。これだと確かにカレーがより白く見えるな。

 現札幌プリンスホテル総料理長創作の料理となれば、札幌プリンスホテルに行けば食べられるのか?って、実は今月末に札幌に行くんです。しかも泊まるのは札幌プリンスホテル。でも、考えてみればたかがカレー。北海道に行けば他に美味い物がいくらでもあるから、別にカレーを食べなくてもって感じはあるよな。まっ、ランチにならイイカ?

追記:この白いカレーを参考にした「北海道ホワイトカレー」をハウス食品が商品化し、今月7日からルー(希望小売価格250円)とレトルト(同230円)の両タイプを全国発売するそうです。詳しくはこちら


 今日の1枚は、ピーマン。郷秋<Gauche>はこいつと茄子の入ったカレーが好き。玉葱はみじん切りにして飴色になるまでじっくり炒めて煮込む。ジャガイモは入れない。出来合いのルーで作る時にはブイヨンとお湯を足して「ゆるめ」に仕上げるのが郷秋<Gauche>流。
コメント ( 7 ) | Trackback (  )