世界一

 ヒコーキ関係の雑誌を見ていて驚いた。世界でもっとも乗客の多い航空路線は東京-札幌線なんだって。なんと911万人(2004年)も運んでいるらしい。ちょっとびっくり。東京-札幌線は郷秋<Gauche>もつい先日乗ったばかりだけれど、これまでを思い出してみても、確かに多いな。その次が東京-福岡か?

 で、一日に何便数くらい飛んでいるのかといえば、ANAが23便(ADOとの共同運航8便を含む)、JALが21便、そしてスカイマークが9便、合計53便も飛んでいるのだ。往復だと1日に106便!それもほとんどが500人クラスの747、777と言った大型機材を使って運んでいる。

 仮に1便当たりの搭乗者を300名とすると、一日に31,800人、年間だと11,607,000人となるから、年間911万人というのは確かな数字なんだろう。それにしてもこんなに大勢の人が何をしに札幌に出かけるんだ?って、東京から札幌に行くだけじゃなくて、札幌から東京にも来るわけだけど。

 日本国内で考えると、東京-札幌線の次はやはり東京-福岡だろう。こちらはANAが17便、JALが19便、スカイマークが11便の合計47便、往復94便だ。こちらの機材はANAが747と777をほぼ同数(と幾便かを767)としているのに対してJALは747を1往復、767を2往復に使う他は777(200型と300型)を投入しているのが面白い。

 さて、人がA地点からBに点に移動しなければならない時、比較的近ければ鉄道を、そして遠ければ飛行機を使うと言うのが一般的な選択肢だと思うけれど、東京-札幌が511マイルなのに対して東京-福岡は566マイルある。つまり、(東京を基点にすれば)福岡の方が遠いのだ。普通に考えれば東京-札幌よりも東京-福岡の方が航空機需要が多いはずだけれど、それが逆転する理由はやはり新幹線の存在だろうな。

今日の1枚は、まだまだ続く福島の田園風景。
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