誤報

 昨日は午後1時までに川崎に出かけなければならない用事があったので、少し早めの昼食をとっていた。11時40分頃だろうか、カタカタと音がするので回りを見渡したが、いつもと特に変わった様子はない。地震かな?そう思うと少し揺れているような気が・・・。

 そんなごく小さな地震だったが、昼食をとり終えて駅に行くと、電車が遅れているとのインフォメーション。乗るはずだった電車が時刻になっても来ない。1、2本の電車が通過して、予定の次の電車の時刻を10分程経過した頃にようやく電車が来た。

 駅では、電車の遅れの原因がわからなかったけれど、車内放送で知る事が出来た。11時40分頃の地震により電車が緊急停車し、そのために遅れが出ているのだという。11時40分頃の地震って、早めの昼食を食べていた時の地震だ。でもあの地震は、郷秋<Gauche>が感じたのはせいぜい震度1か2程度。そんな程度で電車が止まる?

 今日のニュースでその謎が解けた。地震は神奈川西部が震源地(小田急線が走っているあたりだ。そうそう、郷秋<Gauche>が乗ろうとしていたのは小田急線)で、震度は最大でも3程度だったが、気象庁の観測機器のプログラムに問題があり、震度3の地震なのに、「震度6弱の大きな揺れが来る」と誤った緊急地震速報を流していたのだという。

 いやはや、間違った地震情報で電車が止まったとは。高速走行中の電車が巨大地震に襲われれば、いとも簡単に脱線してしまうことは実証ずみだから、止まるのは勿論いいのだけれど、何も震度3で止まらなくてもいいよね。

 昨日は震度3なのに震度6弱の情報により電車が止まったわけだけれど、その逆、つまり、震度6の大きなゆれが来ることを観測したのに、「震度3程度の揺れが来る」という速報が流れたらどうなるんだ。当然電車は脱線。脱線だけではなく転覆ですれば大きな被害が出ることになる。早めに出かけていたので約束の時間には何とか間に合ったけれど、気象庁、しっかりして欲しいぞ!

今日の1枚は、真っ赤に熟した鬼灯(ほおずき)。
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