唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
墜落か不時着か
日本時間16日午前5時30分(現地15日午後3時30分)頃、ノースカロライナ州シャルロット行きのUSエアウェイズ1549便が、ニューヨークのラガーディア空港を離陸直後にエンジントラブルを起こし、マンハッタン西側のハドソン川に不時着(緊急着水)したが、幸いにして乗客・乗員155名全員が無事救助されたと。
さて、この事故を報じる初期のニュースの見出しや本文では「墜落」「不時着」「緊急着水」の語が使われ、若干混乱しているようであるが、「不時着」とは、故障などのために予定外の時刻(不時)に着陸することである。降りた場所が水の上なら「不時着水」となり「緊急着水」と同じである。いずれにせよ、機体の異常を察知したクルーがその意思により、機体をコントロールしながら着陸(水)するものである。当然のこととして本来の滑走路外への着陸(水)のケースも多いわけだが、当然のこととして安全な着陸(水)を目指す。
対する「墜落」は、クルーの意思や努力とは関係なく機体が落下し地面もしくは水面に衝突するものである。初期の報道では「墜落」の語が用いられたことが多いようだったが、乗客・乗員全員無事が伝えられるに至り「不時着」「緊急着水」の語がつかられることが多くなってきたようである。
今回のUSエアウェイズ1549便の事故は、少なくとも機体胴体部分がバラバラになっておらず水面に浮いていることから、機体の損傷を少なくするためにかなり浅い角度で着水したもののように思われる。クルーが最後まで機体をコントロールしていることから、「墜落」ではなく「緊急着水」と表現するのが適当であろう。市街地に降りたのではビルなどに衝突し「墜落」状態となり地上の被害も大きくなることから、クルーは可能な限り安全を確保できるハドソン川への着水を選択したものだろう。
現時点での報道では、鳥がエンジン内に吸い込まれエンジンが止まったことが事故の原因と伝えられているが、無理にラガーディア空港に戻る事をせずハドソン川への着水を選択したクルーの冷静な判断とその操縦技量は大いに賞賛されることだろ。
例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の冬木立。
さて、この事故を報じる初期のニュースの見出しや本文では「墜落」「不時着」「緊急着水」の語が使われ、若干混乱しているようであるが、「不時着」とは、故障などのために予定外の時刻(不時)に着陸することである。降りた場所が水の上なら「不時着水」となり「緊急着水」と同じである。いずれにせよ、機体の異常を察知したクルーがその意思により、機体をコントロールしながら着陸(水)するものである。当然のこととして本来の滑走路外への着陸(水)のケースも多いわけだが、当然のこととして安全な着陸(水)を目指す。
対する「墜落」は、クルーの意思や努力とは関係なく機体が落下し地面もしくは水面に衝突するものである。初期の報道では「墜落」の語が用いられたことが多いようだったが、乗客・乗員全員無事が伝えられるに至り「不時着」「緊急着水」の語がつかられることが多くなってきたようである。
今回のUSエアウェイズ1549便の事故は、少なくとも機体胴体部分がバラバラになっておらず水面に浮いていることから、機体の損傷を少なくするためにかなり浅い角度で着水したもののように思われる。クルーが最後まで機体をコントロールしていることから、「墜落」ではなく「緊急着水」と表現するのが適当であろう。市街地に降りたのではビルなどに衝突し「墜落」状態となり地上の被害も大きくなることから、クルーは可能な限り安全を確保できるハドソン川への着水を選択したものだろう。
現時点での報道では、鳥がエンジン内に吸い込まれエンジンが止まったことが事故の原因と伝えられているが、無理にラガーディア空港に戻る事をせずハドソン川への着水を選択したクルーの冷静な判断とその操縦技量は大いに賞賛されることだろ。
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例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の冬木立。
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