クラシックホテル

 クラシックホテルとは、一般的には第二次世界大戦以前に開業し、当時の建物を使って現在も営業されているホテルの事を云うようである(厳密な定義はない)。先週末、郷秋<Gauche>が見せて頂いた箱根宮ノ下の富士屋ホテルは軽井沢の万平ホテル、日光金谷ホテルと並ぶクラシックホテルの代表格である。首都圏から近いこともあり、特に人気が高いのが富士屋ホテルである。

 見学に先立ち40分程のレクチャーを受けたのだが、富士屋ホテルの中興の祖とも云うべき3代目、山口正造が実は創業家2代目の実子ではなく、日光金谷ホテルの創業者の次男坊を養子として迎えたものだとか、交通事情が芳しくなかった昭和初年には横浜のホテルニューグランドから富士屋ホテル行きのシャトルバスを自ら運行していたなど、なかなか面白い話を聞く事が出来た。

 「一度は泊まってみたいクラシックホテル」として特に女性誌などでは年中特集されているけれど、育ちのおよろしくない郷秋<Gauche>には何だか肩がこりそうで、ランチくらいならいいかなと云う感じですね。「小田急線ロマンスカーで行く富士屋ホテルのランチ」みたいなパックは結構リーズナブルらしい。いかがですか。って、別に誘っているわけじゃなくて、大切な方とご一緒にいかがですかと云う意味ですよ(^^;


 今日の一枚は、箱根・宮ノ下の富士屋ホテルのメインダイニング「The Fujiya」。訪れたのがちょうどランチタイム前の11時。綺麗にセットされ、誰もいないダイニングを女性誌のグラビアチックに撮れた、かな?
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