オリンパス、PENリーズのファーム・ウェアアップデートを発表

 OLYMPUS(オリンパス)がPENシリーズの3機種(E-P1、E-P2、E-PL1)のファームウエアのアップデートサービス実施を発表した。新しいファームウエアを導入することにより静止画撮影時のAF(オートフォーカス)の高速化、新しいM.ZUIKOレンズを装着しての動画撮影時の追従性向上と共に、E-P2、E-PL1に電子ビューファインダー「VF-2」を装着した際のメニューおよび再生画像を液晶モニター表示に切り替えることが出来るようになると云うもの。

 スナップでの利用の多いPENシリーズのAFのスピードアップは勿論嬉しいところだが、このファーム・ウエアアップデート最大のポイントはEVF(電子ビューファインダー)装着時にメニューおよび再生画像を液晶モニター表示に切り替えることが出来るようになる点である。

 EVF装着時の液晶モニター表示については外付けEVFを使用していない方にはピント来ないかも知れないな。実は、E-P2、E-PL1にVF-2を装着すると、すべての画像をEVFに表示させるか、あるいはカメラボディ本体背面の液晶モニターに表示させるかをVF-2の取り付け部分近くにあるボタンで切り替えることになるのである。

 つまり、ボタンを押してVF-2表示に切り替えると、撮影前の映像をEVFで確認出来るようになると同時に、撮影後の映像確認もEVFで見ることになってしまう。使い勝手としては撮影前(事実上、シャッターボタンを押すその瞬間まで)はEVFで確認し、撮影後は背面のモニターで確認したいのだが、それができないのである。これが自動的に切り替える事が出来るようになるのだろうと郷秋<Gauche>は想像しているのだが・・・。

 E-P1、E-PL1発売時にそのようになっていなければならないはずのものがようやく修正されることになるわけだから、このファーム・ウエアアップデートは大いに歓迎されることだろうな。

 今回のファームウエアアップは、4月22日(木)午前11時から公開さるとのこと。PENシリーズ愛用者は漏れなく作業されたい。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、これまで二度ほどご覧頂いたかつらの森のミズキの若葉。もうこんなに大きくなって、既に虫食いになっている葉もある。例年にない冷温の日が続いてはいるが、季節は確実に前に進んでいるようである。
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