ソニーのEVILが18日に発表?

 Photo Rumorsによれば(だが)、4月18日にソニーからEVIL(注)が発表されるらしい。

注:EVILはElectronic Viewfinder with Interchangeable Lensの省略形。日本では「ミラーレス」と呼ばれるものの事だが、「ミラーレス」では一眼レフ(及び二眼レフ)以外のすべてが該当することになってしまうことから、郷秋<Gauche>は適当な言葉だとは思わない。その点EVILは「レンズ交換方式かつ電子式ビューファインダーを持つカメラ」であるから、かなり正確にその特徴を表していると云える。海外のメディアでは「EVIL」と書かれる事が多い。

 ちょうど一ヶ月前に開催されたCP+で展示されたこれなのだろう。いかにもソニーらしい、すっきりとしたデザインだけれど、これがカメラ以外のものなら良いのだがカメラだとすると、このデザインは郷秋<Gauche>的には「パス」だな。カメラにはカメラ「らしい」デザインが必要なのである。例えばOlympus(オリンパス)のE-P1&2のような。

 まっ、ソニーには伝統がないから無理なのだろう。だからカメラにもいかにもソニーらしいデザインテイストを持ち込む。それはそれでソニーらしくて良いは思う。しかし、この写真を見ると、いかにもレンズマウント径が大きい。イメージセンサーはAPS-Cだと思うからミノルタ-ソニーのα(A)マウントよりも小さくてよいのは確かだけれど、それにしても随分と大きく見える。ボディが小さいからそう見えるだけだとは思うけれど。

 4/3陣営のオリンパスとパナソニックが開拓した「ミラーレス」市場にソニーが参入するわけだが、こうなるとNikon(ニコン)とキヤノンの対応が気になる。両者共に開発は進んでいることと思うけれど、先行メーカーとの差別化と共に既存の自社DSLRラインナップとの関係など、難しい問題を抱えているだけに登場までにはもう少し時間がかかるのかも知れないな。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、咲き競う桜草(西洋サクラソウかもしれない)。
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