JALから747が消える

 日本のナショナルフラッグであったJAL、日本航空から、その象徴的機材であったボーイング747、通称ジャンボジェットが、今日成田に到着した便を最後にその姿を消すこととなった。

 

 先週の日曜日、久し振りにMキャプテン(元ANA-400(注)のパイロット)にお会いしたので「JAL747がいよいよ引退ですが、ANAはいかがなんですか?」とお聞きしてみたところ、こんな返事が返ってきた。

 

 「アリタリアが747を全て売却した時には、その評価が酷く下がりました。747を持っていると云うことはエアラインにとってのプレスティジなんです。だから、見栄かも知れないけれど、ANAにはずっと400を飛ばし続けて欲しい」

 

 そうなんだろうな。いまでは4発の旅客機は747とエアバスのA340A3803機種しかない。その中でも1970年の就航から既に40年以上の運航実績のある747の存在は絶対的である。「腐っても鯛」の747はやはり大手エアラインのシンボルなんだろうな。

 

ハイテクジャンボと呼ばれた-400も既に旧態然としてきたことは否めず、新世代ジャンボ、「-8」の旅客型の一日も早い登場が望まれる昨今であるが、果たしてJAL747-8導入の可能性はあるのか。

 

注:航空機関士なしの2名で運航可能となったハイテクジャンボ機が747-400。ファンの間では「ダッシュよんひゃく」と呼ばれるが、それを操縦していたMキャプテンは単に「よんひゃく」と呼んでいた。

 

 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、先週日曜日に結婚式が行われたレストランのチャペル。ビルの中にゴシック様式の教会でよく用いられたリブ・ヴォールト形式の天井を再現している。もちろんその形式お外見(内見?)を真似ただけのものだが、それなりの雰囲気を醸し出してはいる。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )