冬休みの課題図書


 「日本写真(上・下)」(鳥原学著・中公新書)。帯にピュリッツァー賞を受賞した沢田教一の「安全への逃避」(1965年)である。郷秋<Gauche>にとっては前を通り過ぎることなど到底できはしない年末の書店で出会い。勿論上下揃いで購入した。

 上巻は1848年から1974年、下巻は1975年から2013年の日本の写真界について、世界の写真界の状況を絡めて概観できるもの。ようやく「安全への逃避」の少し手前まで読み進んだところだが、ますます面白くなってくるところである。

 小学生や中学生の課題図書じゃないから感想文は(多分)書かないけれど、多感な時期にリアリズム写真の流れをくむ写真学校で薫陶を受けた郷秋<Gauche>にとっては自分の写真の原点を確認する良い機会となりそうだ。良き本との巡り合いに、感謝。l

Website「恩田の森Now」
28日に撮影した写真を掲載いたしております。今年最後の森の様子をどうぞご覧ください。
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