在日米海軍ヘリコプター墜落

 既に新聞やTVで詳しく報道されているのでことの顛末は繰り返さないが、多くの記事のタイトルにある、例えば地元の神奈川新聞一面に白抜きで記されたタイトル、「米軍ヘリ不時着横転」は事実とは大きく異なるだろと郷秋<Gauche>は思う。

 神奈川新聞の記事によれば「ヘリは低空を飛行、地上約10メートルの高さで円を描くように2回転して落下し、はね(目撃者談)」、横転したらしい。もしこれが事実なら、不時着ではなく「墜落」だろう。件のヘリコプターが日本の民間のものであったら「墜落」と報じられたものが、米軍機であったために政治的配慮から「不時着」とされたのではないか。

 例えば、敗退を転進と云い替え、あるいは59点で不合格であったものを「あとわずかで合格」と云ってみたりと、ある事実を意図的に歪曲して伝えようとする場合、このように人を欺こうとする下心丸出しの表現がなされることがある。ともすると新聞に書かれていたから、TVが云っていたからと無批判に信じ込みがちではあるが、報道の中に潜んだ「嘘」を見抜くだけの目を養いたいものである。

Website「恩田の森Now」
 15日に撮影した写真を4点掲載いたしております。秋と春とが同居する森の様子をどうぞご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/

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