一時代の終わり ―R25が休刊―

 「ほー、こんなフリーペーパーが成り立んだ」と驚いてから10年が経ったと云う事だ。20047月創刊の「R25」(リクルート)が休刊との情報。休刊して復刊した雑誌の例は無いに等しいから、事実上の廃刊。と云うか、廃刊の事を休刊と云うのが雑誌の世界の常識なのだろう。

 通勤の電車の中で読んで、下車駅のゴミ箱にポイ。知っておくとちょっと(だけ)嬉しい記事を並べた使い捨てのメディア。めったに電車に乗らない郷秋<Gauche>だけれど、たまに乗る時、たまに残部があれば必ず手にしていた使い捨てのメディア。発行元がリクルートと来れば、廃刊の決断も早い。昔からスクラップ&ビルトの繰り返し。そう云う会社だ。創刊の時点で既に若い世代の情報源はWebに移行していたから、11年「も」もったとことを評価すべきだろう。

 一つの時代が終わった(Web版は継続とのこと)。次に何が登場するのか、楽しみではある。
 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、梅雨のさなかに咲き始めた夏の花、凌霄花(のうぜんかずら)。

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