唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
My favorites. (vol.3)
実は郷秋<Gauche>、宮沢賢治が好きだ。正確には「彼の作品が」と云うことですが。そもそも「郷秋<Gauche>」と云うHN(元をただせばネット上での俳号)が彼の「セロ弾きのゴーシュ」がヒントになっている訳だし。ちなみにgaucheはフランス語の「左の」「不器用な」と云う意味だが、「ゴーシュ」には古典ドイツ語であると云う説(『《ゴーシュ》という名前』梅津時比古(桐朋学園大学学長))や日本人たる宮沢賢治が創出した人名だから外国語であるかのような表記は馴染まないなどの意見もある。
と云うわけで、今でも日々持ち歩き、ちょっとした時間があると数ページずつ読んでいたりする宮沢賢治作品である。ホントはハードカバーの立派な物が欲しいのだが、値段も高いし何よりも置く場所も取るのでコンパクトな文庫版(角川文庫)でほぼ全作品を揃えている。
生前にはほとんど評価されることがなかった賢治の作品だが、そのどれもこれもが年月を経ると共にますます存在感と輝きが増す、名作特有の資質を持っている。執筆当時にはなかなか理解されなかった独自の世界に時代が追いついてきたと云う事か。21世紀は無論のこと、次の世紀にも引き継がれていくことは間違いない名作である。わざわざ郷秋<Gauche>ごときが云うまでのこともないが。
毎週撮影・掲載している「恩田の森Now」に、ただいまは10月11日に撮影した写真を5点掲載いたしております。稲刈りが済んだ森の様子をどうぞご覧いください。
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