蛍石の人工合成技術

 蛍石(フッ化カルシウム:CaF2)を人工的に合成する技術を、岩谷産業株式会社が確立させてとの報道。

 蛍石はカメラ用の高品位レンズの原料で、これまでは中国からの輸入に頼っていたとの事ですが、今回確立された技術により国内での原料生産が可能になりますので、チャイナリスクを心配する必要が無くなり、かつ天然の原料よりもより高純度の原料を廉価に供給することが可能になるそうです。

 これまでよりも高性能なレンズが廉価で供給される可能性があるようですので大いに期待したいものです。それにしてもレンズの原料を何故「ガス屋さん」が? と思うのですが、どうやら製造過程で回収したフロンガスを利用するらしいのです。それを聞くとガス屋さんがレンズの原料を作る理由がわかると云うものですね。

 話しは変りますが、この記事を書くに当たりイワタニのWebsiteを見て、郷秋<Gauche>もディパック愛用しているdeuter(ドイター)製品を同社が取り扱っているのを知ってビックリしました。これまたどうしてガス屋さんが? と思う訳ですが、こちらイワタニが昔から取り扱っているキャンプ用のガス・ストーブのPRIMS(プリムス)製品との関連、つまり、アウトドアつながりと云う事なのでしょうね。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 12日に撮影した写真を4点掲載いたしております。秋たけなわの森をどうぞご覧ください。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

羽ばたくMRJ

 今日の神奈川新聞の経済面に「羽ばたくMRJ(上)」と云う結構大きな記事が掲載されていた。おそらくは18日のMRJロールアウトを意識しての記事なのであるが、案の定YS-11との比較を中心とした記事である。一般紙掲載の記事であるから、一番判り易い切り口から入りたい気持ちはわかるけれど、そろそろYS-11の呪縛から解放されても良いのではないでしょうかね。

 ところで、件の記事のタイトルでもあり今日のblogのタイトルともした「羽ばたくMRJ」だが、硬い素材で出来た主翼は、当然のこととして羽ばたかない。ガリレオ・ガリレイの時代から人間が考える飛行機械は「羽ばたく」鳥を模していたけれど結局、飛行機械は鳥のように羽ばたいて空を飛ぶことはできなかった。若い人が雄飛することを「羽ばたく」と表現はするけれど、「ヒコーキが羽ばたく」と云う表現は、郷秋<Gauche>には違和感がある。

 もっとも、同じく今日の神奈川新聞には、NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」がクランクアップ、と云うタイトルの記事もあった。クランクアップもそうだけれど、歴史的仮名遣いじゃぁないけれど、歴史的には「羽ばたく」であったり「クランクアップ」であっても、平成生まれには既にピンと来ない表現なのかも知れないな。そもそもクランクアップはフィルムで撮った映画時代の話しであり、テレビドラマは最初からクランクなど無いVTRでの収録だったんじゃないのかなぁ・・・。

蛇足:固定翼機は羽ばたいたりはしないけれど回転翼機、つまりヘリコプターは、羽ばたいていると云っても良いかもね。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 12日に撮影しました写真を4点掲載いたしております。秋たけなわの森をどうぞご覧ください。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ウィスキー

 日本で初めてウィスキーを作った竹鶴政孝とリタ夫人をモデルにしたNHIKの朝の連続ドラマが人気なのだそうですね。その影響でウィスキーが売れるようになって来ているのだとか。長く続いた不遇の時代の後、サントリーが仕掛けたハイボールが当たりブームになったウィスキー。需要が盛り返してきているようですが、この流れに掉さす「マッサン」人気で、ブームは果たして本格的な復権につながるのでしょうか。

 世間の流行り廃りとは関係なく、郷秋<Gauche>はずっとウィスキーを飲んでいます。そうは云ってもそんなに高いものは飲めません。壽屋の四角いヤツを、ビール(擬き)を飲んだ後に、保温性の高い二重ステンレスのマグカップに氷をぎっしり入れてそこにウィスキーをドボドボと注ぎ込んで(嘘)ちびりちびりと舐めておるのです。

 先日仙台で泊まったホテルの最上階にあるバーで「ニッカフェア」を開催中との案内を見つけた郷秋<Gauche>は、勿論行って来ましたよ。竹鶴17年をダブルでロック。アテは勿論ドライフルーツ。更けゆく仙台の街を見下ろしながら深く静かに竹鶴17年を味わって来ました。バーに来る女性のお目当てはカクテルでしょうが、男は黙ってウィスキーですね。って、古い。家では飲みませんが外ではトウモロコシで作ったウィスキー、バーンボンを好んで飲んだりもしています。

 ネット上の情報を見ていたら、竹鶴政孝が独自に挑戦した国産ウィスキー製造はとん挫し、その後旧知の鳥井信治郎に請われ、壽屋(現サントリー)に入社。京都の山崎に工場を立ち上げ、試行錯誤の末、昭和4年に国産初の本格ウィスキーを完成させたのと事。そして5年後、壽屋から独立した政孝が「ウィスキーづくりの理想的環境」と着目していた北海道余市に、大日本果汁株式会社(現ニッカウヰスキー)を設立し自分のウィスキー作りを始めたのだそうです。

 この歴史からすると、サントリーとニッカウヰスキーは兄弟だと云う事になります。まぁ、商売的には大成功を収めたサントリーと比べるとニッカウヰスキーの地味な印象はぬぐえませんが、多角化に走ることなく本当に上手いウィスキー作りにまい進した竹鶴政孝、そしてニッカウヰスキーの人と物語は酒好き、ウィスキー好きを引き付ける何かがありますね。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、今まさに飛び立とうと云うアザミの綿毛。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 12日に撮影しました写真を4点掲載いたしました。秋たけなわの森をどうぞご覧ください。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ちくま新書が創刊20周年


 もうそんなになりますかねぇ。手軽に読める「新書」は書店に行く度についつい買ってしまいますが、その中でもちくま新書は手を出す確率がかなり高い新書ですね。カバー裏の折り返しには大抵同じジャンルの紹介がある訳ですが、「日本の樹木」にも7冊載っていますがその内2冊は購入していましたのでかなりの確率です。郷秋<Gauche>は筑摩書房の販売戦略にまんまと乗せられている事でしょうか。

 この「日本の樹木」(2014年10月10日第1刷発行)の背表紙に「1095」と書かれていますが、この数字はどうやらちくま新書の通し番号のようです。と云う事は20年間で1095冊ですか? 1年に54.75冊!毎週毎週1冊のちくま新書が世に送りだされていることになります。これはこれでたいしたものですが、1095冊中、今時点で新書(新品)で入手可能なものは何冊あるのでしょうか。

 かつての岩波新書は「古書か?」と思うようなものまで含めてずらりと揃っていたりする新刊書店がありましたが、今どきはそうなことは無いんだろうな。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 昨日撮影しました写真を4点掲載いたしました。秋たけなわの森をどうぞご覧ください。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

 昨日出ていた予報ほどの好天にはなりませんでしたが、まずまずの天気となった横浜地方。気が付けば栗が実り柿が熟し、稲刈りもほとんど終わり、まさに秋たけなわとなりました


 写真は恩田の森のNさんの畑の隅でたわわに実る柿。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 本日撮影しました写真は明日掲載の予定です。どうぞお楽しみに。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

明日は秋晴れ?

 ニュースでは、最大級の台風が近づいていると云うと盛んに云うけれど、スピードが遅いらしく明日の横浜地方は快晴のようです。良かった、明日は一週間振りの散歩, 森林浴&撮影でリフレッシュ!

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 4日に撮影しました写真を4点掲載いたしております。稲刈り時の森の様子をどうぞご覧ください。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

姪っ子がメジャーデビュー?!

 料理研究家(ハーブを使った料理、ワインとのマリアージュ)の姪っ子の料理が雑誌に紹介されました。主宰する料理教室はこち--> http://www.vert-eclatant.com/
すみません。単なる叔父馬鹿です(^^;



 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 4日に撮影しました写真を4点掲載いたしております。稲刈り時の森の様子をどうぞご覧ください。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

杜の都

 欅の街路樹が綺麗ですね。夜しか見ていませんが(^^; 中学3年の時に、当時八木山にあった国立の高校の入学試験を受けに来ました。合格はしたのですが結局は入学しませんでした。もし入学していたとしたら高校時代の3年間を過ごした思い出の街になっていた仙台です。福島の山の中で育った郷秋<Gauche>は、魚と云えば秋刀魚の味りん干しとかアジの干物ばかりでしたから生の魚介類が苦手で、特に牡蠣は生臭くてぐちゃぐちゃしていて不味いものだとずっと思っていましたが、ある時仙台の牡蠣専門店に連れて行ってもらって食べた牡蠣が美味しくてびっくり。福島の山の中で食べた牡蠣は生きが下がっていたんですね。それ以来、仙台に来るたびに件の牡蠣専門店で牡蠣尽くしコースを食べるのを楽しみにしていたのですが、3.11の津波で自社の養殖施設が壊滅し、それ以降はランチの牡蠣フライ定食だけの細々とした営業を続けているとのこと。以前と同じ品質の牡蠣を自信を持って提供できるようになるまでは生牡蠣はお出ししないと云う店の意気込みは大したものです。仙台名物と云うとすぐに牛タンを思い浮かべますが、郷秋<Gauche>的には仙台と云えば牡蠣なのです。笹かまぼこも良いですね。仙台銘菓と云うと古くは白松が最中が有名でしたが最近は「萩の月」でしょうか。ただしこの萩の月、過剰包装気味なのが気になります。と、郷秋<Gauche>的仙台のイメージをだらだらと書いた今日の独り言でありました。ちゃんちゃん。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

いま話題の山羊

 いま山羊が話題だと知っている方は多くないかも知れないけれど、実は密かに話題になっています。なぜ? それは、例えば雑草が生い茂った空き地。その雑草をどうしますか? ほったらかしにするのは論外とすると、今どき鎌で刈るのはあり得ないとするとエンジン付きの草刈り機(刈り払い機)で刈り取るしかない訳だったのがこれまで。そこに登場したのが山羊。山羊は自分の餌としてそこいらに生えている草(雑草)を勝手に食べてくれるのだ。

 雑草を食べてくれるだけではない山羊。山羊は人を癒してくれるのだな。アニマル・ヒーリングとか云うらしい。ペットではない動物が人の役に立ち、同時に人を癒してくれるのです。山羊さん、ありがとう。


 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 4日に撮影しました写真を4点掲載いたしております。稲刈り時の森の様子をどうぞご覧ください。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

祝「考える人」創刊50号!

 創刊以来愛読している新潮社の季刊誌「考える人」が、今日届いた2014年秋号がめでたく50号とのこと。季刊誌、つまり年4回発行の雑誌の第50号と云う事は、創刊以来12年6ヶ月が経過したと云う事である。

 創刊以来度々blogにも取り上げてきた「考える人」。創刊当時は、駅前の大型書店では平済みにされ、でもしかし、次の号が間もなく出る時期になってもその高さは変らず、小規模書店では熱心な読者1、2名が購入してしまうと売り切れで手に入らない状況。まったくいつ休刊(と云う名の廃刊)になってもおかしくない状態であった。

 そんな「考える人」が12年6ヶ月、第50号刊行とはまったく驚くに値する。読書離れ、本離れ、出版不況が叫ばれる今に至っても号を重ねていると云う事は、余程熱心な読者がいると云う事なのだろう。月刊誌ではなく季刊誌とし、時間と手間暇を惜しまない紙面づくりの勝利と云っても良いだろう。

 いまや新潮社を代表する雑誌に成長した「考える人」だが、おそらく、利益はほとんど出ていないんじゃないかな。それでも頑張れるのは、数は多くなくとも良質な雑誌を待っている熱心な読者がいること、そしてその読者の期待を裏切ることは出来ないと云うスタッフの心意気があってこそなのだと思う。

 郷秋<Gauche>も毎号楽しみに待っているから(定期購読)、是非とも100号目指して作り続けて欲しいものである。

追記:第50号には記念の付録としてベルリン・フィルメンバーの演奏による、ドヴォルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」、シェーンベルクの弦楽三重奏曲 op.45、12人のチェリストたちによる「荒城の月」{三枝成彰編曲}を収めたCDが付いてくる。これが付いて1,580円(税込特別価格)とはまったくお買い得である。


 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 4日に撮影しました写真を4点掲載いたしております。稲刈り時の森の様子をどうぞご覧ください。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

F1日本GP

 久し振りにF1を見た。勿論テレビ観戦ですが。郷秋<Gauche>が見たのも久々なら、フジテレビが地上波で放送したのも久し振り。それにしてもオープニングのT-SQUAREのTRUTH、やっぱりいいね。24:40からの放送となったけれど近代F1の歴史や2014年のマシンレギュレーションなど、ツボを押さえての解説は判り易く、さすがF1のCXだけの事はある。

 しかし雨に祟られた今年に日本GPは終盤に二度目の赤旗が出てそのままレース終了。解説をしていた森脇基恭・佐藤琢磨の両氏は、セーフティーカーの後からコースに出て行ったドクターカーに気付かなかったらしく、二時間ルールで終了かとか日没で終了かとか云っておったようだ。佐藤琢磨氏は、二時間ルールについて良く判っていなかったようで、森脇氏が赤旗中断の時には云々と説明していた。

 しかし、頭部の緊急手術を受けたと云うジュール・ビアンキの容態が気になる。本来ならタイヤバリアに突っ込むはずだったものが一周前に同じ場所でコースアウトしたスーティルのマシンを撤去中の作業車に突っ込んでしまったのは不運としか云いようがない。

 三連勝のハミルトンはロズベルクとのポイント差を10とし、リードをより盤石なものに近づけた。これもニュースではあるが、日本GP中の最大のニュースはセバスチャン・ベッテルのレッドブル離脱だ。ベッテルがどこに行くのかと云えば、アロンソの後釜である。アロンソのフェラーリ離脱も間もなく発表されることだろうが、アロンソはフェラーリとの間に2015年までの契約があるはず。それを一年前倒しにしてでも行きたいのはマクラーレン・ホンダである。かつて嫌な思いをしたマクラーレンのはずであるが、それ程までにホンダのパワーユニットは魅力的だと云う事だ。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 4日に撮影しました写真を4点掲載いたしております。稲刈り時の森の様子をどうぞご覧ください。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

秋明菊


 中国から古い時代に入ってきた帰化植物。1681年に刊行された我が国初の園芸書「花壇綱目」にその名があるそうですから江戸時代初期には既に日本で定着していたと云う事でしょうか。「菊」の名が与えられていますが、キンポウゲ科イチリンソウ属。確かに長い花茎の先に花を咲かせる様子や蕾の形、葉の形や着き方が二輪草に似ています。ピンク系の花が多いようですが、白花も時々見かけます。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 4日に撮影しました写真を4点掲載いたしております。稲刈り時の森の様子をどうぞご覧ください。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ダイハツ・ミゼット


 恩田の森の農家の納屋に佇むダイハツ・ミゼット。いまでも時々は畑にも出かける現役です。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 本日に撮影しました写真は明日掲載の予定です。どうぞお楽しみに。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

次のEOS Kissはレフレックスレスになるかも知れない

 郷秋<Gauche>にしては珍しく、C社のカメラの話題。まっ、C社のカメラのお話しは導入であって、主題はDSLRの次に来るモノについてのお話しのつもりで書き始めます。無事に着地できるかどうかは判りませんが(^^;

 Canon Rumorsに、次のEOS Rebel(日本名 EOS Kiss)はレフレックスレス、つまりレンズからカメラ内部に入った光をミラーにより45度上方に導き、更にペンタプリズムにより二回反射させてファインダー(光学式)の接眼レンズに導く伝統的方式ではなく、ミラーとペンタプリズムを排し、撮像素子で得た画像情報をファインダーの液晶画面に表示させる方式(EVF:Electronic View Finder、電子ビューファインダー)になるかも知れないと云う「噂」が掲載されていました(詳細はClick here)。つまり、ソニーのα7シリーズ、あるいは既に消え去ったペンタックスK-01のようなカメラになるかもしれないと云うことです。

 郷秋<Gauche>も、実は一眼レフが絶対だとは思っていないのです。つまりですね、現時点ではミラーとペンタプリズムを使った光学式ファインダーを有するカメラ、つまり一眼レフ(SLR)こそが最良のカメラだとは思っている訳ですが、もし、光学式ファインダーと同等の性能を有するEVFが登場すれば、SLRの優位性はなくなってしまのですよ。

 高品位のファインダー画像を得るためだけにミラーとペンタプリズムが存在している訳ですが、この重たくて嵩張り、作動音の大きなものが不要になるのですから、これまでモデルによっては1kg近い重さのあったフルフレームのDSLRも一気に過去の遺物化する可能性があるのです。と云うか、既に存在しているソニーのα7シリーズはその先駆けと云う事が出来る訳ですね。

 ところで、先に「レフレックスレス」と書きましたが、SLR(一眼レフ)のような形をしながら実はEVFだったりするカメラは何と呼べばよいのでしょうか。レンズ交換方式だけれど光学系・EVFを問わずファインダーが無いカメラは、業界団体的には「ノンレフレックス」(レフレックスではない)と呼ぶようになっているはずですが、SLRのような形をしながら、実はレフレックス機構が無いなら「レフレックスレス」だろうと勝手に呼んでみたけれど、どうでしょうか。

 いや、そんな事よりも大事なのはフランジバックをどうするのかです。次期EOS Kissがこれまで通りEF-Sレンズを使うのか、EOS MのようにEF-Mレンズ専用としてEFあるいはEF-Sレンズを使用する際にはアダプタを利用するのか。当然Nikon(ニコン)でも「レフレックスレス」機の研究・開発は進めているものと思いますが、最大の問題はマウントの規格、取り分けフランジバックの寸法をどうするのかなのです(多分)。

 ペンタックスK-01は「レフレックスレス」機のはしりだったわけですが、既存のKマウントとしたためにカメラ本体の縦横は小さくすることが出来ても、フランジバックの寸法を確保するために厚みを変える(薄くする)ことは出来なかったのです。既存のレンズはアダプタ使用を前提とし一層の小型軽量化を目指してフランジバックの短いレンズ専用のボディとするか、既存のレンズがそのまま使えるようにするために厚みのあるボディでデザインするか、悩ましい選択となる事は間違いありませんね。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 27日に撮影しました写真を4点掲載いたしております。稲刈り時の森の様子をどうぞご覧ください。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

プロカメラマンからの100のこと(その4・最終回)

 http://www.gizmodo.jp/2014/09/100_57.html 
 GIZMODOにこんな記事がありまして、その内容について郷秋<Gauche>的講釈を加えてきましたが、いよいよ今日はその最終回。76~100までについての郷秋<Gauche>的講釈です。めでたく今日でお終いです。

76)言い訳はなし。
講釈:言い訳が必要な写真を人に見せるべきではありません。同じ間違いを繰り返さないために、撮った自分に対して、言い訳ではなく「ダメだし」をいたしましょう。

77)オリジナルな写真を撮ること。他人のスタイルをマネしてはいけない。
講釈:マネをしましょう。こんな写真を撮ってみたいと思う作品があったら、徹底的に真似してみること。レンズは何ミリ、絞りはいくつ、シャッタースピードは、ISO感度は、光源は何か、ホワイトバランスは、光の方向は等々、とことん考えてマネしてみる。一枚の写真からそこまで読み取りマネが出来るようになればたいしたものです。最初から自分のスタイルを持っているのは一握りの天才だけです。

79)黒以外のカメラは、人目を惹きすぎる。
講釈:人目を惹きすぎてはいけませんか?人目を惹きたい、目立ちたい方だっているでしょう。ペンタックスはそう云った方のために色とりどりのSLRを用意しています。まっ、郷秋<Gauche>は買いませんがね。「カメラ=黒」的な発想がいけません。そもそも伝統的なカメラの色は、シルバーと黒のコンビネーションです。戦場のカメラマンが、シルバーだと敵方に発見されやすい事から全身黒塗りのカメラを使始めたのが、今の「カメラ=黒」の始まりだと云われています。

84)風景写真は飽きる。
講釈:飽きません。飽きるあなたがあきまへん。風景写真も、あるいは風景写真こそ他のジャンルに負けず劣らず奥が深いものです。風景は春夏秋冬毎どころか、日毎に、時々刻々姿を変えます。天候が変われば風景も違って見えます。風景写真は飽きると云うあなた、風景と本気で対峙していませんね。

86)撮った写真は消さないこと。
講釈:郷秋<Gauche>も以前はそう思っておりましたが、バックアップ用に3TBの外付けHDDを2台パラで使うに至り、似たようなカットの内半分は捨ててもいいかなと思うようになりました。先日、HDD丸ごとバックアップを取り直したら28時間かかりました。こんなことは何度もしたくありません。

89)旅行と写真は、最高のカップル。
講釈:否定はしませんが、特に海外旅行で撮った写真の多くが、旅行に行った証拠写真でしかないことが多いのは事実です。

91)ノイズのある写真は、ボケ写真よりもマシである。
講釈:ノイズとピンボケが許されるのは、そこに写っているものが、普遍的な価値のある事実(出来事)の場合だけです。風景写真ではノイズもピンボケも許されません。

94)お腹がすいている時は、写真をとらないこと。
講釈:そうなんですか?写真を撮っている時にはお腹がすいていることも、暑い事も寒い事も忘れてしまいますが・・・。


 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 27日に撮影しました写真を4点掲載いたしております。稲刈り時の森の様子をどうぞご覧ください。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« 前ページ 次ページ »