プロカメラマンからの100のこと(その3)

 http://www.gizmodo.jp/2014/09/100_57.html 
 GIZMODOにこんな記事。今日は一昨日の1~25、昨日の26~50続いて今日は51~75ついての郷秋<Gauche>的講釈を。一回くらいなら我慢も出来るがしつこいぞ!思われている方も多い事でしょうが、どうぞ堪えてやってください。明日で終わりです。

51)写真は大きくプリントすること。見てると嬉しくなる。
講釈:昔風に云うと四切、今だと今だとA3くらいに、大きくプリントしてみましょう。PCのモニターや2Lくらいでは判らなかった微細な手振れや肝心なところに、実はピントが合っていななかったことに気が付きます。手振れ防止対策と正確なピント合わせに心がけるきっかけになります。

52)写真を友人にプレゼントすること。
54)フレームに入れるのも忘れずに。
講釈:もっと良い写真をプレゼントしたいとモチベーションが上がりますが、プリントよりもフレームの方が高価ですので、郷秋<Gauche>はポストカードにしたものをプレゼントしています。フレームに入れる、これは良い事です。出来るだけマットの大きなフレームに入れましょう。これを「馬子にも衣装」と云います。ごく普通の写真が、大きなマットで額装しただけで「作品」っぽくなります。嬉しくなりますが、作品「っぽく」なっただけで、写真が良くなるわけではありません。

63)必要があれば、ISOを上げるのを恐れないこと。
講釈:ISO感度の設定を上げる(数値を大きくする)とシャッタースピードが速くなり手振れを防ぐことができます。暗い所でストロボを使わなくても撮ることができるようになります。ただし、ノイズが多くなってきます。小さなプリントでは気にならないノイズもA4くらいにプリントすると目立ちます。自分のカメラでどこまでなら上げても大丈夫なのか、大切な撮影の前に試しておくことをお勧めします。

64)どこにでも三脚を持って行く必要はない。
講釈:どこにでも持って行けるほど小さくて軽い三脚はたいして役には立ちませんので、ない方が良い程です。愛用のカメラの半分くらいの価格の三脚を買いましょう。D3300なら2万5千円、D7100なら5万円の三脚です。ちなみに郷秋<Gauche>は、コンサートの撮影以外では自由雲台を取り付けたカーボン製の一脚を愛用しています。

71)パリに行かないと良い写真が撮れない、なんてことはない。良い写真は裏庭でだって撮れる。
講釈:パリに行けば良い写真が撮れると云う保証はまったくありませんが、裏庭でだって良い写真が撮れる「可能性がある」のは事実。良い被写体があるかどうかが問題なのではなく、良い被写体を見つけることが出来るかどうか、つまりは感受性とセンス、あるいは問題意識があるかどうかの問題なのです。


「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 27日に撮影しました写真を4点掲載いたしております。稲刈り時の森の様子をどうぞご覧ください。

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