唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
MRJ、ロールアウト
17日にお知らせしました通り、18日に国産初のジェット旅客機MRJがついにロールアウトしました。その模様がインターネットで生中継配信されましたがご覧いただけましたでしょうか。
http://www.ustream.tv/channel/mrj-roll-out-ceremony
MRJの美しい機体を静止画像でゆっくりご覧になりたい方は下記をClick!
http://www.aviationwire.jp/archives/47969
ホントに惚れ惚れとするような美しい機体ですね。機首が鋭角に一気に前下がりになっているのが新し味を象徴しているでしょうか。このノーズを見てしまうと737も320もエンブラエルも前世紀の遺物のように見えてしまいます。いや、実際前世紀デザインの機体なのですが・・・
しかし、ロールアウトしたとは云え問題はこれからです。来春から予定している飛行試験を順調に消化できるのか、近い例ではボーイング787。既に幾多のモデルを世に送っているトップメーカーでさえも飛行試験に入ってから多くの難問に直面し納入が遅れる事態となったのは記憶に新しい所です。
MRJは2017年には最初の機体がANAに納入され日本の空を飛び始める予定です。3380kmと云うその航続距離はデンバーを起点に北米大陸を全てカバーし、欧州においてもパリを起点にするとアフリカ大陸の地中海沿岸を含めすべての地域をカバーします。東京を起点にするとソウルは無論のこと北京、香港、マニアをも射程距離に収めます。
注:MRJ70LRの航続距離はCRL、エンブラエルE-JetのLR(ロングレンジ)モデルをはるかに上回っている。
MRJのRはリージョナル、つまり地域圏内の交通を担う旅客機ですから日本国内の各地を結ぶ路線に就航するのは当然のこととして、韓国・台湾・中国各地からあるいはフィリピンから日本へ多くの観光客を運んでくることにもなります。
地方の観光振興にも大きな力となる可能性を秘めているMRJなのです。しかしですよ、MRJは出来て、周辺各国から日本全国にお客さんを運んでくる路線が開設されても、それを受け入れる体制が整わなければ地方の観光活性化は進みません。まぁ、そこが一番の問題ですかね。
「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
19日に撮影した写真を4点掲載いたしております。晩秋へと向かう森の様子をどうぞご覧ください。