弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

リーダーシップのあり方

2015年11月24日 | 日記

パリの襲撃があり、世界中のリーダーが対応に右往左往しています。

こんな記事を見ました。ここをどうぞ。
この記事は抽象論を述べているだけですが、やはり、基本は重要です。

万能のリーダーはいないのではと思います。
わかりやすくいうと平時のリーダーと危機のときのリーダーです。
やはり一番困難なのは危機のときのリーダーです。
平時の時は要はいかに無難にやっていくかでしょう。

これはもう理屈ではありません。
いくら情報があっても、最後の決断は賭けのようなもので本能に従うもの
です。
本能に従うからこそ、実行力がなければできないのだと思います。
つまり何とかできるという自信です。その自信は経験から生まれるものです。

オバマを見ていて彼は危機のリーダーだとは思えません。
今はやはり一種の危機のときだと思います。
危機の時は一般論では対応できないときです。
一般論というのは、わかりやすくいうと両極端を統合したところにあるものです。
両極端を通過しているその最中、つまり二つの道の分岐点で、それぞれの道が
どちらに向かっているかがわからない時点では一般論は何の意味もありません。
それとリーダーに対する信頼です。普段の小さな決断から、信頼を勝ち取って
おくしかありません。

テレビドラマを見ていても面白いのはそういうリーダーがおり、信頼関係が
あるときです。表現は違いますが、彼に任せておけば、彼がいうことは
「間違いない」という信頼です。
現実はドラマのように割り切れませんが、基本はそうです。

それぞれの国のリーダーは自らが背負っている国、立場に従って困難な選択
をしているように見えます。

アメリカは民主主義のチャンピオンとして世界に君臨していることになっています。
その民主主義が根本から危機に曝されているときに、まずすべことは
民主主義を論ずることではなく、いかに民主主義を危機から守るか
何をするかであり、実際に行動することです。

それぞれが危機に対応している中からリーダーが見えていくかもしれません。
しかし、システムは決定的ですから、アメリカの動き方が一番重要です。

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ということは、第二次大戦から70年が過ぎ、そろそろ新しいシステム作りを
考えるべきときがきているように思います。