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正しい裁判を得るために

小金井市長のごみ問題をめぐる辞任について

2011年11月06日 | 政治、経済、社会問題

自分のところでは市民の反対でゴミ焼却施設を造ることができず、
他の自治体任せにし、それを無駄遣いなどというのは
あまりにも非常識、自分勝手で、
ごみ処理を任されている他の自治体の長たちが怒るのは尤もです。

選挙時の公約がどうだったのかなど詳細について知識がないので、
あまり踏み込んだことは言えませんが、
どういう公約だったのでしょうか。
市長だけの独走なのか、市民にもそういう意識があったかです。
市民にもそういう意識があったなら問題はもっと深刻です。

実は身近なことですが、うちのマンションの隣の住人がまさにそういう
人です。
自分の家の前は本当にすっきりしています。
ときには、ゴミのネットをうちのマンションに敷地に置くこともありました。
その前に、ネットをこちらの塀にひっかけてあるのをみたので、
ちょっと気になっていました。
そうするとやっぱりです。
こういう人は徐々に侵入してくるのです。
私は、こういう不正は放置しておけない性格なので、注意したところ
ゴミ収集人に責任を転嫁していました。

小金井市長の辞任のニュースを聞いて、隣のことがすぐ浮かんできました。

誰もが嫌がるもの、でも絶対必要なものについては、原則自分で引き受ける
べきです。
ただ、効率等の理由でどこかで集中処理した方がいいこともあります。
その場合は、迷惑をかけていることを忘れてはいけません。
引き受け手も、時々は、そのことを相手に知らしめる必要があると
思います。
人間というのは、不都合なことは忘れる習性があるからです。

それにしても程度問題です。

こういう非常識に対してはやはり非常手段しかないわけです。
ごみ収集の拒否がそれに該当します。

小金井市長の辞任は当然です。

いやな世の中になったものだと感じることがあります。

 


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