各国の反応は様々です。
それぞれの国内事情によって異なるようです。
フランスや中国はチェルノブイリに匹敵しない、危険の過大評価だとの
反応のようですが、これらの国は原発開発に前向きですから、
額面どおり受け取るわけにはいきません。
アメリカでは、チェルノブイリ原発事故並みの「レベル7」に引き上げられたことについて、
米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は12日の上院公聴会後、記者団に対し
「事故が深刻であることは明らかであり、決定に驚きはない」と語ったということです。
日本政府や東京電力の対応には「適切」との認識を示し、
また、公聴会では、福島第1原発の現状について、原子炉や使用済み燃料プールの
冷却機能が回復していないことを理由に挙げ「大きな変化はないが、安定しているとは
言えない」と指摘したと報道されているということです(共同通信)。
アメリカも原発の必要性を認めていますから、この辺りが適当な判断ではないかと
思います。
一番気になるのは、韓国の動きです。
13日付の韓国各紙は厳しい日本政府批判を展開したということです。
中央日報は「『チェルノブイリ級事故』 日本政府、初めから隠していた」との見出し
で報じたということです。12日の原子力安全・保安院の説明で、
放出された放射性物質の大部分が3月11日から16日の間の分だったことを考え合わ
せると「日本政府は(事故発生)当時に、直ちにレベル7に引き上げていなければなら
ない状況だった」と批判したということです。
韓国は直接被害を受ける可能性があるせいか、随分厳しいです。
そもそも日本人は政治家が何をしてもあきらめムードです。
いろいろ言っても、のど元過ぎれば、結局うやむやになってしまうので、
慣れっこです。
しかし、韓国などは国民性や政治風土が全く違います。
初めから隠していた、多分日本でも多くの国民はそう思っているはずですが、
韓国でははっきりと告発しています。
これを機に、一番遅れている政治の分野でもグローバルスタンダードに
なってほしいものです。
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昨日、今日と、相談者から、いろんな弁護士さんに相談したけれど
ちっともすっきりしなかった。
先生のお話は、どうしてだかわからないが、兎に角すごーく分かりやすかった。
これで、自分の置かれた立場、何をしなければいけないかがはっきりとしたと。
晴れ晴れとした表情で帰っていかれました。
皆さんから、よくそう言われます。
改めてどうしてだろうと考えました。
みなさん、話がもりあがるのは、どんなときでしょうか。
ほらほら、あの時ね。急に可笑しい音がしたわよね。
ほんと、あの時のびっくりした顔ったらなかったわよね。
そちらこそ。
といい具合になると、みんなわかっちゃうわけです。
私の相談もそうなんです。先生、こんなことになったんです、といわれると
そのとき、こんなことなかった?
あーありましたありました。
それはね、きっとこういうことなのよ。
あーやっぱりそういうことだったんですね。
そのとき、こうしました。それともあーしましたか。
私の相談のスタイルってこういう感じで進むんです。
それぞれの人が具体的に経験した、その場面場面ごとに具体的に何があり
なかったかを検証しながら進めるのです。
ですから、みんなよくわかるんです。
抽象的にではなく、具体的に一緒に追体験しながら説明しているのです。
ですから、盛り上がって、あーそういうことだったんだと再認識することになるのです。
と私は分析しました。
これからもそういうスタイルを持続したいものです。
これっていろいろな経験がなければできないことです。
これからも好奇心を失わず、どうあるべきか、どうしたいかを道しるべに
真実を極めるべく一層研鑽に努めようと決意したところです。