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81%の国民が国の政策に民意反映されず、に思うこと

2012年04月01日 | 政治、経済、社会問題
内閣府が3月31日付で発表した「社会意識に関する世論調査」によると、
国の政策に「民意が反映されていない」と回答した人が81・9%に上った。
昨年の調査から3・2ポイント増え、この質問を始めた1982年以来最高。
解決策を聞いたところ「政治家が国民の声をよく聞く」が30・1%で最も多く、
政治不信の高まりが裏付けられた。
「反映されていない」とした人を年齢別に見ると40歳代で87・8%と最も多く、
70歳以上は67・5%にとどまった。
「反映されている」は前回から3・1ポイント減の15・5%だった。
 
というニュースをみました。
 
特に40歳代が89・8%ということは9割です。
働き盛りの人たちがここまで政治不信というのは、ゆゆしいことです。
 
解決策として「政治家が国民の声をよく聞く」というのが最も多かったという
ことですが、
私に言わせると、政治家になる資格のない人が政治家になっているから
と考えます。
 
国民の声を聞くのも誰にでもできるわけではありません。
声のきき方があります。
それは問題意識がなければできません。
 
よく消費者の声を聞くといわれますが、消費者に何が良いですかと聞いても
消費者もわかっていないのです。
消費者が求めているものを提供するというのは、ただ聴くだけではできないのです。
提供者の方で、消費者のニーズをつかむことが大事なのです。
それはなまじっかの事ではできないのです。
アイフォンやアイパッドのことを考えれば分かるはずです。
 
今の日本の政治が民意を反映していないのは、政治家の質が悪いからです。
誰でもなれるのが国会議員です。
ちょっと何かで名前が知られるとそれで当選です。
芸能人の人気投票ではないのです。
多分、そういう国民の側のいい加減さが今回の調査の結果に反映されて
いると思います。
 
つぎに仮に聞けてもそれを実現するにはこれまた能力、やる気、実行力
などが必要です。
 
こういう人がどれだけいるのか疑問です。
 
私は消費税をあげる前にすることがあると思っています。
消費税の増税ならだれでもできます。
そんなことしか考えられないできないことの貧困さを悲しみます。
年金改革、少子化対策、高齢化対策、国会議員の違憲問題
どれ一つとっても何もできていません。
 
40歳代の不信が最大というのはこういう問題がずーっと先送り
されているからです。
70歳以上がまあまあなのは諦めと、どうでもよくなっているからです。
 
本当に腹立たしい限りです。
 
 
 
 
 

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