寒くなってきましたね。
まずは現場の様子です。
岐阜市内では、基礎コンクリート打設が終わりました。いつもの一体打ちです。通常は水抜きを造るのですが、せっかく連続しているところに穴を開けるのを私が拒んでいるので雨が降ったらプールになります。残念ながら泳げませんが・・
岐阜市内では、2箇所の丁梁を行いました。建物の位置を土地に性格に出す行為です。
本来なら、ここまでに位置を確定してここでの変更はないのですが、タマゴグミの場合気が小さい奴(つまり私)がトップでやっていますので、検討したはずの位置をここでももう一度見直します。
たまにですが、せっかく出した位置を変えてもらうこともあります。 こうなると社内でも大変で、確認申請の変更手続きなどを行うことになります。
設計事務所時代に尊敬する所長から「まだ遅くない」 という言葉を何度聞かされ、そのおかげで職人さんや仲間には迷惑をかけてしまうのですが、後悔がないものを造ることを教えてもらいました。 しかし、本来は変更は出来る限りないに越したことはありません。
さてさて、本題です
先日、森林文化アカデミーセンターで辻先生の講義を受けてきました。一日結露について学ぶ講義です。
断熱・気密・結露は一体のものです。最初に断熱気密のおさらいをして、最後にソフトを使いながらいろいろな壁仕上げの結露のリスクについて計算をしました。
最近の外壁は気密性能が格段に上がってきています。となると結露のリスクも非常に高まっています。ですので、仕上げなどを加味しながら結露の検討が必要になってきます。
タマゴグミの壁使用は、この地域では結露が起こらないという判定になりましたが、これは絶対ではありません。施工の状況なども重要です。
ですので、やはり断熱気密の現場管理は重要だと改めて認識しました。
それともうひとつ、暮らし方によっても結露発生のリスクが増えます。
生活ではまず湿度を70%以下に抑えること、そして、換気をきちっと取ることです。
湿度を抑えるには、出来れば石油やガスの暖房器機は使用しないこと。そして、換気を1時間に0.5回(2時間に1回すべての空気が変わる程度)を行うこと。家具の置き方などを気をつけて、湿気たまりを作らないことなどがあります。
結露が気になる方は、まずは、湿度計を買ってきて、湿度に気をつけてみてはいかがでしょうか。ただし、湿度は下げすぎるとウィルスの発生が多くなりますので、目安として50%程度にすることです。
また、家の断熱性能によっても結露は変わってきますのでご注意を。