なんのこっちゃ? という題材で今回のブログもはじめました。
そうそう、最近ホームページを作っていまして・・・もっと自由に文章だらけのものを作ってみようと計画中です。今日の内容はそのページにも載せたいなと思っている内容です。
さて、本題に行く前に
垂井の現場が始まりました。表面の草などをめくっているところです。お客様とのプラン構想1年以上。お客様の思いが詰まった家を造らせていただきます。
大垣の家です。3畳しかない和室。ここにこだわりをすべて入れ込んでいます。天井には照明をつけない、天井高さはムチャクチャ抑える。座ったときが一番いい空間になるようにこだわって造っています。
長良の現場の様子(昨日)です。掃除機を持ち込んで基礎内掃除です。11日建前予定。22坪のコンパクトな住宅。けど、部屋うちにブリッジはあるし、吹き抜けはあるし、スキップはあるしのてんこ盛りのいい空間の家になる予定です。
さて、本題に。
私は8年前に本格的に住宅造りに入りました。その前までは、工務店さんの施工や心構えを指導する先生のかばん持ちをしていました。
すばらしい先生で、優秀な工務店さんより依頼を受けて全国を飛び回っていました。
その先生に、私が独立直後に贈っていただいた言葉 「どうせ・・・・」
はあ~ どうせって、マイナス言葉じゃないの? どうせだめなんだからとか・・・
そうですね。けど、私の家づくりの方針を揺るがぬものにしてくれたのがこの言葉なんです。
住宅づくりを本格的にやり始めて1年ちょっとのときです。年間2棟程度の施工をさせていただいていました。その報告を先生にしたら、
「どうせお前は年間2~3棟の受注だろ。だったらな、絶対に信念を曲げた住宅は造るな。」
この言葉に本当に救われましたし、決心がつきました。
この、どうせという言葉は、私の受注能力の無さ、資金力の弱さ、人脈の無さを明確に指摘した言葉です。
それに対して、もっと何とかせんか、じゃなくて
だったらせめて造る家は、折れるな、曲げるな そして世間に媚を売るな、あせるな。と勇気付けてくださいました。
あのとき、「もっと受注に力を入れろ」とか言われていたら、もしかしたら今頃タマゴグミらしさなんてまったく無い家を造っていたかもしれません。
いま、タマゴグミが曲がりなりにも信念を崩さず、お客様に気に入っていただいて、造っている私たちも満足できる家を造らせていただいているのはこの言葉があるからです。
前向きな言葉じゃなくても力を持った言葉はあるみたいです。
今日はちょっと回顧録を作ってみました。